ニュース・コラム

海外男子

7打差を逆転し全米プロ制覇 ジャスティン・トーマスの4日間

2022年5月24日(火)午後2:10

 ジャスティン・トーマス(米)が海外男子メジャー、全米プロゴルフ選手権(米オクラホマ州/サザンヒルズカントリークラブ)でツアー通算15勝目を挙げた。

 非常にタフなコンディションの中で開催された今大会は、最後の最後まで誰が優勝するか分からなかった。

 3アンダー4位タイ発進を決めた2017年王者は、2日目も3アンダーを記録し、通算6アンダー単独3位。しかし、3日目は4オーバーと落とし、記者からの質問に答えないほどの怒りだった。

 最終日は7打差7位タイからのスタート。差があっただけに過度な期待はしていなかったようで、「ポジティブにいようと思った。リーダーボードは気にしないで、自分を信じて、自分がすべきことをやり通した」。すべきことをして「67」をマークしたトーマスは、通算5アンダーでホールアウトして後続を待った。

 先にウィル・ザラトリス(米)が通算5アンダーでホールアウト。次に3打差の単独トップから最終日を出たミト・ペレイラ(チリ)が最終18番パー4にやって来た。パーで上がれば優勝だったが、ペレイラは痛恨のダブルボギーを叩き、プレーオフには進めず。結果、トーマスとザラトリスが合計スコアで争う3ホールにプレーオフに進み、2バーディを奪ったトーマスに軍配が上がった。

「こんな難しい全米プロは初めてだった。全米オープンみたいタフだったが、コーチの父やキャディのおかげで勝利することができた」とトーマス。ちなみにキャディは昨年大会を制したフィル・ミケルソン(米)の元相棒、ジム・マッケイ氏。何かの縁なのかは分からないが、印象的な大会となった。

(C)Getty Images

 タイトリスト ブランドアンバサダーであるジャスティン・トーマス(プロV1x)とウィル・ザラトリス(プロV1)の2人はタイトリスト ゴルフボールと14本のゴルフクラブすべてをタイトリスト製品でプレー。トーマスは最終日、7打差7位からのスタートだったが、5バーディ、2ボギーの「67」をマークし、通算5アンダーとしてザラトリスとのプレーオフに持ち込んだ。

 トーマスはプレーオフホールを含め、日曜日の最後の13ホールを6アンダーでプレー。起伏の大きな難グリーンで各選手が苦戦する中、信頼するプロV1xとボーケイ・デザインウェッジによるスピンコントロール性能を活かし、部門別2位タイの正確なパーオン率(69.44%)を記録。巧みな125〜150ヤードからのアプローチショットが逆転劇の大きな原動力となった。

 また、その卓越したスコアリングショットはストロークゲインドパッティング(+6.313/部門別2位)というパットの決定率に直結。スコッティ・キャメロン PHANTOM X 5プロトタイプが終始安定したパッティングを披露し、スコアを伸ばすことに成功。トーマスはこの勝利によって世界ランキング5位に浮上した。

 プレーオフを戦ったザラトリスは、メジャー大会で2度目の2位。メジャー出場8回のうち5回でトップ10入賞と大舞台での強さを今大会でも大きくアピールしている。ザラトリスはこの結果、世界ランキングで14位に上昇している。

※ダレルサーベイ社調べ

■ジャスティン・トーマスの使用ギア
ボール:プロV1x 

ドライバー:TSi3(10°)/Mitsubishi Diamana ZF 60 TX)

フェアウェイメタル:TS3(15°/Mitsubishi Tensei AV Raw Blue 85 TX)、915 Fd(18°/Fujikura Motore Speeder VC 9.2 Tour Spec X) 

アイアン:T100(#4/Dynamic Gold Tour Issue X100)、621.JTプロト(#5-9/Dynamic Gold Tour Issue X100)

ウェッジ:ボーケイ・デザインSM9(46.10F@47.5°、52.12F@52.5°、56.14F@57.0°)、 WedgeWorks 60.06K/Dynamic Gold Tour Issue X100 (46°)、Dynamic Gold Tour Issue S400 (52°-60°)

パター:Scotty Cameron Phantom X 5 Knuckle Neck tour prototype

■ウィル・ザラトリスの使用ギア
ボール:プロV1 

ドライバー:TSi3(8°/Fujikura Speeder 661 TR X) 

フェアウェイメタル:TSi3(16.5°/Fujikura Ventus 8 Blue X) 

アイアン:T200(#3/N.S. Pro Modus 3)、T100(#4-PW/Dynamic Gold X100 Tour Issue)

ウェッジ:ボーケイ・デザインSM9 (50.08F、54.10S@55°、WedgeWorks 60T/Dynamic Gold X100 Tour Issue) 

パター:Scotty Cameron Phantom X 11(Long)tour prototype



 国内男子ツアーのゴルフパートナーPRO-AMトーナメントにおいて、タイトリスト ボールプレーヤーでプロV1xを使用する今平周吾が、3人のプレーオフを制し2週連続優勝を飾った。

 今平は最終日をトップと2打差の2位でスタート。「65」の好スコアをマークし通算22アンダーでフィニッシュ。3人によるプレーオフも2ホール目で制し、2018、19年の賞金王の強さ、安定感を見せつけて見事に優勝を果たした。

 今平はタイトリスト ボールプレーヤーとして長くプロV1xを愛用。ゴルフボールの持つ卓越したトータルパフォーマンスを味方につけ、7度のツアー優勝、2度の賞金王という華々しい実績を積み重ねてきた。

 タイトリストは今大会において53%の使用率を獲得し、No.1ボールブランドに。優勝した今平とプレーオフを戦った大槻智春(プロV1)、1打差4位タイに入ったブラッド・ケネディ(プロV1x)、単独6位となった大西魁斗(プロV1)と、通算20アンダー超えを果たした上位プレーヤーの戦いにプロV1・プロV1xが誇る精密なロングショットと自在なスコアリングショットが大きく貢献している。

 

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