ロレーナ・オチョア（メキシコ）が自らの大会で今季8勝目を狙う。

　アジアシリーズを終えアメリカ大陸に戻った米女子ツアーは、新規大会のロレーナ・オチョア招待が現地時間13日に、オチョアの地元・メキシコ、グアダラハラCCで開幕。20代の若さで冠大会を持つ名誉に預かったオチョアは、どうしても初代女王になるべく燃えている。

　シーズンも残り2試合だが、次週の最終戦・ADT選手権を前に、オチョアは子供たちも含めた地元のファンと交流を深め、リラックスしている。また、今季限りで引退する前女王、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）との戦いの場でもあり、オチョアにとっては貴重な一時。今大会は初日から同じ組というわけではないが、優勝争いできっちりアニカのすべてを継承したいところだ。

　そのアニカも、残り少ない試合を楽しむかのようにプレー。欧州女子ツアーで優勝して気をよくしていることもあり、残り2試合にもちろん全力投球だ。一時代を気付いた女王の引退までのカウントダウン。ファンならそのすべてを見守りたいところだ。

　他にヤニ・ツェン（台）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ポーラ・クリーマー（米）、ローラ・デービーズ（英）、ジュリー・インクスター（米）らが出場。また、日本勢は出場しない。