米女子ツアー、来季の出場権をかけたLPGAセクショナル・クオリファイング・トーナメント。日本勢と話題のミッシェル・ウィー（米）が揃って最終予選進出を決めた。

　現地時間19日、カリフォルニア州ランチョ・ミラージュのミッションヒルズCC、ダイナショアCで行われた一次予選最終ラウンド。前日3位の好位置につけていた世界ランク49位の佐伯三貴は、3アンダー69の好スコアで通算12アンダーまで伸ばし、単独3位で第一関門をクリア。2アンダー70で回った大山志保も通算8アンダー4位タイの上位で最終予選へコマを進めた。

　また現在アメリカ武者修行中のアマチュア、宮里美香はこの日3つスコアを落とし『75』を叩いたものの、前日までの貯金が効いて通算2オーバー23位タイで、一次予選を無事クリアした。

　トップ通過は韓国ツアー4勝の実績を持つ21歳のアン・スンジュ（韓）で通算16アンダー。初日から首位を守っての快勝に「3日目以外はいいプレーが出来ました。最終予選が待ち切れません」と満面の笑み。2打差の2位に現在アリゾナ州立大の大学生、アンナ・ノードキスト（スウェーデン）が続き、注目のウィーは大山と同じ4位タイで4日間を終了。全米女子オープンで優勝争いを演じプロに転向したステイシー・ルイス（米）もウィー、大山とともに4位タイで、12月初旬に行われる最終予選進出を決めた。

　最終予選には今大会の上位30位タイまでの上位32名の他、もう1回フロリダで行われる一次予選の上位30名に加え、今季ツアーのシード圏外の選手やフューチャーズツアーの上位選手らが出場。米女子ツアーへの切符を争うことになる。