宮里藍が昨年4勝目、ツアー通算5勝目を飾った大会で今季初優勝を狙っている。

　現地時間3日開幕の米女子ツアー、ショップライトLPGAクラシック（ニュージャージー州、ドルチェ・シービューリゾート ベイC）にディフェンディング・チャンピオンとして出場する宮里は、残念ながら今季は未勝利。メジャー大会が続くトップシーズンを前に勝って自信を取り戻そうと必死の毎日が続いている。

　そんな中で迎える今大会は、昨年最終日に猛チャージを披露して逆転優勝した記憶のある最高の舞台。その直後に、ロレックスランキング（女子世界ランキング）でも、申智愛（韓）を抜いて初めてNo.1の座についた場所だけに、巻き返しに期待したい。

　日本勢では他に、上田桃子、宮里美香、野村敏京の3人が顔を揃える。先月、日本ツアーでプロとして初めて出場した中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンでいきなり優勝し、実力を見せた野村は、主戦場である米国に“凱旋”。日本で勝った自信を糧に、こちらでも一気に名を挙げたいところ。

　その他、世界ランクNo.1のヤニ・ツェン（台）、同3位の申、ナ・エン・チョイ（韓）、ポーラ・クリーマー（米）、カリー・ウェブ（豪）、ミッシェル・ウィー（米）、モーガン・プレセル（米）ら豪華メンバーも勢揃い。3週後に迫った大一番、ウェグマンズLPGA選手権（23?26日／ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC）、さらにその2週後の全米女子オープン（7月7?10日／コロラド州、ザ・ブロードムーア イーストC）に向けて誰もが気合十分だ。