国内女子ツアーのLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ（宮崎県／宮崎カントリークラブ）を9位タイで終えた稲見萌寧が2020-21年シーズンの賞金女王に輝いた。

ー今の率直な気持ちは

　賞金女王を獲れたのは嬉しいですが、やり切った感というか、やっと終わったなというのが一番です。

ーそのような気持ちになったのは今季が初めてか

　開幕戦から出場するのは今年が初めてで、今までよりも試合数が多く、達成感や疲労感でいっぱいです。

ー最終日のラウンドについて

　本当にしんどい一日でした。出入りが激しく、ショットもひどく、パッティングももったいないのが多くありました。でも後半で何とか耐えることができ、最後の3ホールは頑張ったなという感じでした。

ー18番ホール上での気持ち
　
　最低限の仕事はしたという感じでした。

ーオフの過ごし方は

　トレーニングと練習をして更にパワーアップできるように頑張りたいです。

ー贅沢しようとは思わないか

　夜ご飯をいっぱい食べます。はしごして2軒は行くと思います。最後の締めにうどんを食べます（笑）。

ー今年の環境の変化を振り返って
　
　人前で話すのは平気なタイプなので影響はあまりなかったですが、東京五輪や賞金女王争いの時は、考えていなかったことを知ってしまうこと、知りたくなかったことを知ってしまうこともあり、プレッシャーはあったと思います。

　しかし、そのプレッシャーに勝つからこそ更にパワーアップできると思っています。東京五輪のときもプレッシャーを乗り越えられたからこそ、今回も勝てて賞金女王になれたと思うので良かったです。

ー古江彩佳選手と競ったことについて

　アマチュア時代から一緒に戦ったり同じチームでプレーしたりと仲の良い選手です。（年齢は）一つしか変わらないですが、「何でこんなに安定して上手いんだろう？」と尊敬できる部分がたくさんあるので、これからもどんどん競って戦って行けるように頑張りたいです。

ー今年を漢字一文字にすると

「完」です。意味は完結という意味もありますし、自分が最後までやり切ったという感じが強いです。目標を達成できたので、「よくできました」という感じでこの一文字に決めました。

ー今季に点数をつけるとしたら

　オリンピックでメダルも獲れて、メジャー優勝もできて、複数回優勝もできて、賞金女王も獲れたので100点だと思います。

（写真：Getty Images）