すでに今シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー（新人賞）受賞を確定させている申ジエ（韓）が大記録に挑戦中だ。

　成績をポイントに換算するルーキーランキングでは今季すでに3勝を挙げていることもあり、ミッシェル・ウィー（米）やステイシー・ルイス（米）など、鳴り物入りでLPGAツアー本格参戦を果たしたプレーヤーを尻目に圧倒的なポイント差で、シーズン終了を待たず新人賞の受賞を決めた。

　そして今、21歳の申が挑戦しようとしているのが、ツアーでは唯一1978年にナンシー・ロペス（米）が達成して以来、該当者が居ないルーキー・オブ・ザ・イヤーとロレックス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手）の同時受賞。現在同部門では申がロレーナ・オチョア（メキシコ）に10ポイント差をつけリードしており、このまま行けば史上2人目の快挙達成の可能性が濃厚だ。

「今年の目標が1勝とルーキー・オブ・ザ・イヤーだったので、両方とも達成出来て満足です。しかもプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの可能性まであるなんて感激しています。ルーキーシーズンを心から楽しんでいます」とトレードマークの笑顔で語った申。

　ディフェンディング・チャンピオンとして挑んでいるミズノクラシックでは2日目を終えて首位と3打差の5位タイ。残り3試合の結果如何では新人賞、最優秀選手賞に加え、賞金女王のトリプルクラウンも夢ではない。