米女子ツアーの今季開幕戦ホンダLPGAタイランド（タイ、サイアムCC）は現地時間18日に第2ラウンドの競技を行い、11位タイからスタートした上田桃子が5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。通算5アンダーまでスコアを伸ばし、首位のキム・インキョン（韓）に3打差の4位タイへ浮上した。宮里美香が通算2アンダー14位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍は通算イーブンパー25位タイにつけている。

　この日の上田は序盤2番でボギー先行となるも3番ですぐさまバーディを取り返す。さらに5番から連続バーディを奪い、8番をボギーとして1アンダーでハーフターン。後半は14番までスコアカード通りのプレーを続けると、15番とコース最難関のショートホール16番で再び連続バーディを奪取。難易度の高いバックナインをボギーなしの2バーディで回り、トップ5圏内まで順位を上げた。

　昨年のこの大会でも第2ラウンドで『65』とスコアを伸ばし首位争いに加わった上田。しかし、その開幕戦で6位タイに入った後はシーズン中盤から右ひざ半月板損傷の故障に苦しみ、結局ここでの6位タイフィニッシュが最高成績となってしまった。今年も故障を抱えながらのシーズン初戦となっているが、1年通して戦い抜くためにも残り2日間で更なる上位進出を目指す。

　一方、米ツアーで自身初の大会連覇を狙う宮里藍は初日44位タイと出遅れていたが、第2ラウンドではパッティングが復調気配。出だし1番のバーディ発進を生かして6バーディ（3ボギー）を奪い、3アンダー69で前日から一気に19ランクアップした。昨年大会では最終日に6打差をひっくり返す劇的Vを飾っているだけに、2日目を終えトップと8打差は十分逆転可能な位置だ。

　上位陣は、通算8アンダーの単独トップにキム、1打差の2位タイで世界ランクNo.1のヤニ・ツェン（台）とミッシェル・ウィー（米）が続き、上田と同じ4位タイにポーラ・クリーマー（米）、ジュリー・インクスター（米）、ナ・エン・チョイ（韓）の3人がつけている。