宮里藍、宮里美香の日本勢2人が、64人が激突する米女子ツアー、サイベース・マッチプレー選手権（現地時間19?22日／ニュージャージー州、ハミルトン・ファームGC）に出場し、勝利をつかみとりにいく。

　昨年の今頃はツアーを引っ張っていた宮里藍だが、今季は未勝利。気分を一新するためにも、いつものストロークプレーとは違うマッチプレーはいいきっかけになるはず。

　1回戦の相手は、ティーショットの平均飛距離が270ヤードを超える朴ヒーヨン（韓）。2005年には韓国ツアーで新人賞を獲得し、ここ3年の米ツアーでは2位に2度入るなど、決して侮れない相手だ。

　一方、今季は安定したプレーを見せている宮里美香も、米ツアー初優勝に向けて準備万端。しばらく日本でプレーして優勝こそなかったが、手ごたえはつかんでいる。初戦の相手は“格下”のエリーナ・シャープ（カナダ）。1つ勝てば弾みがつくのがマッチプレーだけに、ビッグチャンスをつかみたい。

　すでに5週間後の今季メジャー第2戦、ウェグマンズLPGA選手権（6月23?26日／ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC）に向けて各選手が調整を続けている。その2週間後には全米女子オープン（7月7?10日／コロラド州、ザ・ブロードムーア イーストC）、さらにその3週間後には全英リコー女子オープン（7月28?31日／スコットランド、カーヌスティGL）とメジャー大会が続くだけに、両選手ともにそろそろエンジン全開といきたいところだ。

　もちろん、ロレックスランキング（女子世界ランキング）首位のヤニ・ツェン（台）、同2位の申智愛（韓）らも顔を揃え、随所で激戦が繰り広げられそうだ。