前週のサイベース・マッチプレー選手権で約2年ぶりのツアー7勝目を挙げたスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が、ブラジルで行われている賞金ランク対象外の試合で初日2位タイの好発進を切った。

　米女子ツアーは今週、リオデジャネイロのイタンハンガGCを舞台に36ホールのストロークプレーマッチ、HSBC LPGAブラジル・カップ2011（現地時間28日?29日）を開催している。第1ラウンドでは36歳のベテラン、ヘザー・ヤング（米）が6アンダー66をマークして単独トップに立ったが、2打差の2位タイにつけたのがピーターセン。時折激しい雨が降る決して理想的とはいえないコンディションの中、4アンダー68にスコアをまとめ好位置をキープし、残り18ホールで逆転を目指す。

　今大会にはLPGAプレーヤー30人が出場し優勝賞金10万8,000ドル（約872万円）を競うが賞金ランクには加算されない。リオデジャネイロは2016年のオリンピック開催地で、ゴルフが正式種目に復帰する記念すべき大会となる。ピーターセンも「オリンピックに出たい」と語っており、5年後を見据えた戦いに挑んでいる。

　ちなみに前週マッチプレーの決勝でピーターセンに敗れ2位に甘んじたクリスティー・カー（米）は、イーブンパー72の平凡なスコアで16位タイと出遅れた。