世界ランクNo.1の座を宮里藍から奪おうと必死のクリスティ・カー（米）が、初日の出遅れを取り返し優勝を狙える位置まで上がってきた。

　米女子ツアーのCVS/ファーマシーLPGAチャレンジ（カリフォルニア州、ブラックホールCC）は現地時間16日、第3ラウンドの競技を終了。ツアールーキーのベアトリズ・リカーイ（スペイン））とイルヒー・リー（韓）、ベテランのミシェル・レッドマン（米）という3人が通算12アンダーで首位の座を分け合った。1打差の4位タイにグラディス・ノセラ（仏）とウェンディ・ワード（米）。また、前日21位タイにとどまっていたカーが6アンダー66の好スコアをマークし、通算9アンダーで2週連続優勝を狙うキャサリン・ハル（豪）と並び7位タイに浮上している。

　初日1オーバー73で出遅れたカーだが、第2ラウンド以降は「徐々にショットが安定し始め、それに伴いパットも入り出した」と2日連続60台を並べ首位グループに3打差まで迫った。宮里が今大会に出場していないため、世界ランク2位のカーが上位の成績を収めればトップの座が入れ替わる可能性は大きい。それだけに「初日は気合を入れ過ぎた。自分で自分にプレッシャーをかけてしまった」と反省の弁を口にする。だがこうして優勝圏内まで順位を上げたことで気持ちに余裕ができたのか「明日は勝ち負けだけじゃなく、ゴルフを楽しみたい」と抱負を語った。

　なお、宮里以外の日本勢も今大会には出場していない。