今季まだ勝ち星のないロレックスランキング（女子世界ランキング）3位の申智愛（韓）が、ホールインワンを達成した。

　現地時間10日に行われた米女子ツアー、LPGAステート・ファーム・クラシック第2ラウンド（イリノイ州、パンサー・クリークCC）。この日2打差の2位タイからスタートした申は1番パー5でバーディが奪えず「今日は私の日ではないのかも」と悲観的な思いに苛まれた。

　ところが、続く2番146ヤードのパー3で起死回生のホールインワンを達成。「8番アイアンで狙ったのですが、それが直接カップイン。グリーンが見えなかったので半信半疑でしたが、ギャラリーが大騒ぎしたので入ったのかも、と思いました。とても興奮したし驚きました」と、人生8度目のエースを喜んだ申。さらに「LPGAツアーでマークしたのは初めてなのでとても嬉しい！」と声を弾ませ、初日も同じ2番でロングパットを沈めてバーディを奪っているだけに、「2番は私の一番のお気に入りのホールになりました」と会心の笑顔を見せた。

　上位陣がスコアを伸ばしたため、首位のキム・ミンディ（米）に3打差の単独4位とわずかに後退したが、「勝つ準備は出来ています。特にグリーン周りのショートゲームの調子が良いので残り2日で逆転したい」と今季初勝利に意欲を見せていた。（STATS-AP）