宮里藍の開幕3試合連続優勝という偉業達成は難しくなった。

　現地時間27日、カリフォルニア州のラ・コスタリゾート＆スパで行われた米女子ツアー今季第3戦のキア・クラシック第3ラウンド。37位タイから巻き返しを狙った宮里（藍）だったが、思うようなプレーができず4オーバー76とスコアを崩して通算6オーバー54位タイへ後退した。

　ムービングデーの第3ラウンドとあって気合十分で臨んだ宮里（藍）だったが、結果は2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー。これにはさすがに疲れた表情をのぞかせた。通算10アンダーで首位を独走するセオ・ヒーキョン（韓）との差はすでに16打。ビッグスコアを出す力のある宮里（藍）といえども逆転は苦しく、史上初の開幕3試合連続優勝は絶望的となった。

　もう一人の日本勢上田桃子は、4バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバー73。通算2オーバー27位タイに後退したものの、要所を締める粘りのゴルフを披露している。

　上位はトップと5打差の単独2位にキャンディ・クン（台）が続き、通算4アンダー3位タイにミッシェル・ウィー（米）とシャンシャン・フェン（中）の2人。世界ランキング2位の申智愛（韓）は通算3アンダー5位タイ。同1位のロレーナ・オチョア（メキシコ）は4オーバー76と崩れ、通算5オーバー49位タイに甘んじている。