初日のトーナメントリーダー、ソレン・ハンセン（デンマーク）が最終ホールでダブルボギーを叩いて後退する中、トーマス・レベ（仏）が首位に立った。

　欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャ（スペイン、PGA・ゴルフ・カタルーニャ）は現地時間の1日、第2ラウンドの競技を終了。単独2位からスタートしたレベが6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算13アンダーで単独トップに浮上した。2打差の2位にハンセンが続き、通算10アンダー3位にピーター・ローリー（アイルランド）がつけている。また、この日『67』をマークしたトーマス・ビヨーン（デンマーク）が通算7アンダーで前日の45位タイから6位タイにジャンプアップした。

「10番で6メートルをパーセーブしたのが今日のラウンドのターニングポイントだった」とレベ。9番でこの日唯一のボギーを叩いた後、10番のティーショットは「思っていたより20メートルも左に飛び、セカンドがバンカー」と悪い流れは断ち切れず。しかし6メートルのシビアなパットを沈めてパーをセーブしたことが、後半の3バーディにつながった。最後にレベが勝ったのも08年のスペイン（アンダルシア・オープン）。「スペインは大好き。中でもここは一番好きなコース」と言うレベが相性の良い同地でツアー5勝目を目指す。

　その他、世界ランクは788位でも未だ人気は衰えないジョン・デイリー（米）は通算2アンダー36位タイ。地元期待のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）はスコアを2つ落とし、通算1アンダー48位タイで予選をクリアした。