レッスン
いろんなクラブを使ってゴルフを楽にしよう!池田勇太のアプローチ指南
2021年4月15日(木)午前11:37
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グリーン周りのアプローチ。皆さんはいつも何度のウェッジで打っていますか?
アマチュアゴルファーを見ていると、ほとんどの人がいつも同じクラブを使っています。グリーンに近づいたら反射的にAWやSWを手にするといったように。「それのどこがいけないの?」と思う人がいるかもしれませんが、僕たちプロは、ライの状況やピンの位置などを考えて、その都度持つクラブを変えています。
ロブショットやバンカーショットを除くアプローチは、基本的に小さなスイングなので、テレビ中継などではその違いわかりにくいかもしれませんが、微妙にクラブを変えているのです。
何故、いろいろなクラブを使うのか?皆さんもご存じのように、アプローチとひと言で言っても、転がして寄せるランニングアプローチもあれば、上げて止めるピッチショットもあるなどいろいろな寄せ方があります。それをひとつのクラブでやってしまおうというほうが乱暴だと思いませんか?
転がして寄せるのであれば、ロフトの立ったクラブで打つ。一方、少し上げてスピンをかけたいのならロフトのあるウェッジで狙うというほうが自然な流れです。
たとえばグリーンエッジからピンまで距離がある場合、60度のウェッジで打つと距離感を合わせるのが難しい。しかもロフトが大きいクラブほど大きく振らなければいけないので、ミスの度合いも大きくなります。
そういう危険を犯すよりも、9番アイアンでパターのようにポンと打って転がしたほうが寄る確率も高くなるし、リスクも少なくなります。
実際、僕も試合では60度から9番アイアンを状況によって使い分けていますが、アマチュアゴルファーの皆さんも、自分なりのバリエーションを作ったほうがいいと思います。そのほうが、ゴルフが楽になるし、間違いなくスコアもアップしますよ。
池田勇太(いけだ・ゆうた)
1985年12月22日、千葉県生まれ。2007年プロ入り。プロ実質1年目の2008年に賞金ランク52位でシード権獲得。09年にはツアー4勝を飾り、賞金ランク2位に輝く。その後も上位をキープ。16年にツアー3勝を挙げ、初の賞金王に輝く。通算21勝でうち3勝はメジャー(09年日本プロ、14・17年日本オープン)。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/4/9 発売号より転載)
アマチュアゴルファーを見ていると、ほとんどの人がいつも同じクラブを使っています。グリーンに近づいたら反射的にAWやSWを手にするといったように。「それのどこがいけないの?」と思う人がいるかもしれませんが、僕たちプロは、ライの状況やピンの位置などを考えて、その都度持つクラブを変えています。
ロブショットやバンカーショットを除くアプローチは、基本的に小さなスイングなので、テレビ中継などではその違いわかりにくいかもしれませんが、微妙にクラブを変えているのです。
何故、いろいろなクラブを使うのか?皆さんもご存じのように、アプローチとひと言で言っても、転がして寄せるランニングアプローチもあれば、上げて止めるピッチショットもあるなどいろいろな寄せ方があります。それをひとつのクラブでやってしまおうというほうが乱暴だと思いませんか?
転がして寄せるのであれば、ロフトの立ったクラブで打つ。一方、少し上げてスピンをかけたいのならロフトのあるウェッジで狙うというほうが自然な流れです。
たとえばグリーンエッジからピンまで距離がある場合、60度のウェッジで打つと距離感を合わせるのが難しい。しかもロフトが大きいクラブほど大きく振らなければいけないので、ミスの度合いも大きくなります。
そういう危険を犯すよりも、9番アイアンでパターのようにポンと打って転がしたほうが寄る確率も高くなるし、リスクも少なくなります。
実際、僕も試合では60度から9番アイアンを状況によって使い分けていますが、アマチュアゴルファーの皆さんも、自分なりのバリエーションを作ったほうがいいと思います。そのほうが、ゴルフが楽になるし、間違いなくスコアもアップしますよ。
池田勇太(いけだ・ゆうた)
1985年12月22日、千葉県生まれ。2007年プロ入り。プロ実質1年目の2008年に賞金ランク52位でシード権獲得。09年にはツアー4勝を飾り、賞金ランク2位に輝く。その後も上位をキープ。16年にツアー3勝を挙げ、初の賞金王に輝く。通算21勝でうち3勝はメジャー(09年日本プロ、14・17年日本オープン)。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/4/9 発売号より転載)
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