前日までノーマークだったジョン・クック（米）がベルンハルト・ランガー（独）の大会3連覇を阻止した。

　シーズン大詰めを迎えた米チャンピオンズツアーのアドミニスタッフ・スモール・ビジネス・クラシック（テキサス州ウッドランズ、ザ・ウッドランズCC）は、現地時間18日に最終ラウンドを迎え、5位タイからスタートしたジョン・クック（米）が4アンダー68をマーク。ただひとり二桁アンダー（通算11アンダー）までスコアを伸ばして今季初、同ツアー3勝目を挙げた。

　出場3試合連続優勝を狙ったジェイ・ハース（米）は1つしかスコアを伸ばせず、通算9アンダーでボブ・ツエー（米）と並び2位タイ。3連覇を目指したランガーは7番で痛恨のダブルボギーを叩き、後半3連続バーディで巻き返しを計ったが届かず、通算8アンダー4位タイに終わった。また前日まで首位を走っていたダン・フォースマン（米）は1オーバー73とふるわず、ランガーと同じ4位タイで3日間を終えている。

　レギュラーツアー通算11勝のクックは、シニア入りして以来順調に年間1勝のペースをキープしているが、今季はメジャーのジェルド-ウェン・トラディションでプレーオフに進出しながらマイク・リード（米）に敗れて悔しい思いを経験した。前週も2日目を終えて2位タイと絶好のポジションにつけながら最終日スコアを崩して5位タイ。勝てそうで勝てない時期を経て、陽気なクックに笑顔が戻った。