新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの大会が中止または延期に追い込まれる前代未聞のシーズンとなった2020年。未だ収束の気配が見えないなかで今後も無観客開催など通常とは異なる形での大会運営が予想されるが、ここで日・米・欧主要ツアーの「2021年初戦」をまとめておく。

　米男子ツアーのスタートは、今月7日から10日にかけて開催されるセントリートーナメント オブ チャンピオンズ（米ハワイ州／プランテーションコース at カパルアリゾート）。ジャスティン・トーマス（米）が2年連続3度目の優勝を目指す。なお、新型コロナウイルスの影響で今回に限り、2020年のツアーチャンピオンシップに出場した選手もエントリーできることになっている。

　米女子ツアーは21日からのダイヤモンドリゾートトーナメントオブチャンピオンズ（米フロリダ州／フォーシーズンズ・ゴルフ＆スポーツ・クラブ・オーランド）で2021年シーズンが開幕。前回大会は畑岡奈紗をプレーオフで下したギャビー・ロペス（メキシコ）が栄冠に輝いた。

　また、米チャンピオンズツアーと欧州男子ツアーも米女子ツアーと同日にシーズンインを迎える。それぞれ三菱エレクトリックチャンピオンシップ at フアラライ（米ハワイ州／フアラライゴルフコース）、アブダビHSBCゴルフチャンピオンシップ（UAE／アブダビGC）が開幕戦となる。

　一方、国内男子ツアーは現時点で4月15日開幕の東建ホームメイトカップ（三重県／東建多度カントリークラブ・名古屋）でスタート。例年1月に実施されるSMBCシンガポールオープンは開催調整中となっている。また、国内女子ツアーは3月4日からのダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント（沖縄県／琉球ゴルフ倶楽部）が初戦となる。

（写真：Getty Images）