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アイアンでコスり球や引っかけが・・・そんなときは右手の握りをチェックしよう

2020年12月2日(水)午後2:41

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 ドライバーショットはナイスショットで、ボールはフェアウェイのど真ん中。セカンド地点からの残り距離は140ヤードで、ライもほぼ平ら。そんなミスが出にくいシチュエーションであるにもかかわらず、7、8番のミドルアイアンでコスり球や引っかけが出てしまう。それも一度や二度でなく、頻繁にミスをしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

 そういうときは、まず右手のグリップがヨコから握っていないかどうかをチェックしてみてください。もし、右手の親指と人差し指でできるV字が右肩よりも外側を向いているくらいヨコから握っている場合は、その握り方がミドルアイアンを上手く打てない原因だと思って間違いないでしょう。

 その理由は、右手をヨコから握ると体の軸が右に傾くからです。体が右に傾くと当然のことながら右肩が下がった構えになります。

 アッパーブローに打つドライバーならば、多少右に傾いていても問題はないのですが、アイアンショットの場合はダウンブローで打つのが鉄則。にも関わらず、右肩が下がった構えから打ち込もうとすると、引っ掛け気味の球になってしまうのは当たり前。それを嫌がって真っすぐ飛ばそうとすると逆にコスり球になってしまうのです。

 また、ヨコから握る人は、右手の親指と人指し指の締まりが悪い(少し開き気味でユルユルになってしまっている)場合があり、これもコスり球や引っかけの原因になります。

 この問題を解決するためには、右手グリップを上から、そして強めに握ることが大事です。握り方としては、いつものようにグリップをしたら、体の正面でクラブが地面と平行になるくらいまでクラブを持ち上げ、右手がしっかり握れているかどうかを確認するといいでしょう。特に、右手の中指と薬指がしっかりグリップに絡んでいることをチェックしましょう。

 このように正しく構えると、それまでヨコからユルユルに握っていた人は、以前よりは右肩が上がった構えになる(実際は地面と平行なのですが)ことで、ヘッドが芝に刺さりそうな感じになり不安を覚えることも。しかし、ヘッドが刺さることはなく、むしろインパクト後、ボールの先のターフが取れる理想的な軌道になります。

 スイング軌道が正しくなれば芯を食う確率が高くなるので、打ったときの感触も良くなるし、打球音も変わります。もちろん飛距離もアップ。何となくアイアンショットの調子がおかしいと思っている人も、まずはグリップをチェックしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送
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