2016年の五輪が行なわれるリオデジャネイロを舞台に、ママさんプロのカトリオーナ・マシュー（スコットランド）が連覇に挑む。

　米女子ツアーは今週、賞金ランキングに加算されない非公式の36ホール競技、HSBCブラジルカップ2010（ブラジル、リオデジャネイロ、イタンハンガGC／現地時間29、30日）を開催。賞金総額70万ドル（約6,400万円）、優勝賞金を10万5,000ドル（約960万円）かけて27名の精鋭が激突する。

　注目はブラジル国籍を持つアンジェラ・パーク。リオデジャネイロから約250マイル離れたサンパウロ出身のパークは昨年行なわれた第1回大会で3位に食い込んでおり、今回はさらなる上位を目指している。

　また連覇を狙うマシューは昨年、この大会に勝って弾みをつけ、全英リコー女子オープンの勝利につなげていた。「出産などさまざまなことがあったので、昨年は出場した試合が少なかったんです。でもその中で勝星を挙げることが出来た。この大会が良い流れを作ってくれました。ディフェンディング・チャンピオンとしてここにまた戻って来ることが出来て嬉しい」と満面の笑み。「まだ先だけれど、オリンピックにはチャンスをつかんで出てみたい」と言うマシューが、初勝利を目指すパークの前に立ちはだかる。