降雨によりサスペンデッドとなったこの日、三塚優子がスコアを落とした。

　米女子ツアーの来季出場権を競うファイナル・クォリファイング・トーナメント（QT）は現地時間4日、フロリダ州デイトナビーチのチャンピオンズC（CC）、レジェンズC（LC）の2コースを舞台に第3ラウンドの競技を行う予定だったが、同地を襲った豪雨のため競技に支障をきたすコンディションとなり順延が決まった。

　ただでさえプレッシャーがかかる舞台に水をさされ、選手たちは恨めしそうに天を仰いだが、この日レジェンズCをプレーした三塚は、8ホールを終了して3つスコアを落とし通算3オーバー。前日の20位タイから暫定ながら42位タイに後退した。

　初日快調な滑り出しを見せたものの、2日目まさかの「75」を叩いた三塚。「合格して当然、と思われているから、重圧はある」と語っていたが、その杞憂が現実になってしまった。しかし5ラウンド、90ホールの長丁場だけに挽回のチャンスはいくらでもある。明日からは気持ちを切り換え、持ち前の爆発力を発揮して欲しいものだ。

　またジュニア時代から卓越した才能を発揮しているハワイ在住の金子絢香はこの日チャンピオンズCを回り、8ホール終了時点で1オーバー。通算7オーバーで暫定77位タイにとどまっている。

　上位は通算6アンダーの暫定トップに初日から首位を快走するニッキー・ギャレット（豪／LC）。1打差の暫定2位にジェーン・チン（米／LC）がつけているが、最終組で回っている2人はまだ第3ラウンドを3ホールしか消化していない。

　今大会は4ラウンド終了時点で70位タイまでが最終日の決勝ラウンド（18ホール）に進出し、90ホールを終えて上位20名（タイの場合はプレーオフを行なってトップ20を決定）に来季のフル参戦権が与えられる。