宮里藍が開幕戦で絶好のスタートを切った。

　米女子ツアー2010年シーズン初戦ホンダPTT LPGAタイランドが、タイのサイアムCCを舞台に現地時間の18日に開幕。昨季自己最高の同ツアー賞金ランク3位に食い込んでいる宮里（藍）が第1ラウンドで5アンダー67をマークし、首位タイ発進のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）とM.J.ハー（韓）の2人に1打差の3位タイと絶好の位置につけた。

「オフシーズン、特にショートゲームの練習に力を入れて来ました。その成果がこのスコアにつながったんだと思います」とノーボギーの完璧な内容に納得の表情を浮かべた宮里（藍）。第1ラウンドは世界ランク1位で普段から仲の良いロレーナ・オチョア（メキシコ）と同組でのプレー。「ロレーナと一緒だと本当に楽しいんです。彼女の結婚式の話とかを聞かせてもらいながら、良い集中力で回れました」とペアリングにも恵まれ、緊張する初日を最高の形で乗り切った。

　その他、4アンダー68、6位タイにヤニ・ツェン（台）、クリスティー・カー（米）ら実力者が続き、ディフェンディング・チャンピオンのオチョアは3アンダー69でポーラ・クリーマー（米）、カリー・ウェブ（豪）らと並び11位タイとまずまずのポジションにつけた。

　宮里（藍）以外の日本勢は上田桃子が、4バーディ、2ボギーの2アンダー70で17位タイからのスタート。昨季、国内ツアー賞金ランク2位の諸見里しのぶはイーブンパー72の平凡なスコアでミッシェル・ウィー（米）らと並び33位タイにとどまり、昨年この大会でトップ10に入っている宮里美香は2オーバー74を叩き、45位タイと出遅れている。