米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズ（現地時間25?28日／ニュージャージー州、プレーン・フィールドCC）が開幕する。

　先週までのフェデックスカップポイントランク125位までに出場が許される今大会だが、次週行われる第2戦ドイツ銀行選手権（9月2?5日／マサチューセッツ州、TPCボストン）は同ランク100位まで、第3戦BMW選手権（9月15?18日／イリノイ州、コグ・ヒルG＆CC）は70位までと次々と出場できる選手は減っていく。プレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権（9月22?25日／ジョージア州イースト・レイクGC）になると、出場できるのはわずか30人というサバイバルレースが幕を明けるのだ。

　注目はフェデックスカップポイント1位のニック・ワトニー（米）、2位のスティーブ・ストリッカー（米）、先週のウィンダム選手権でツアー初優勝を果たし同ランク3位に浮上したウェブ・シンプソン（米）のTOP3が激突する組。さらに世界ランクNo.1のルーク・ドナルド（英）、全米プロゴルフ選手権を制した25歳のキーガン・ブラッドリー（米）、実力者フィル・ミケルソン（米）が回る組も見逃せない。また、日本勢でただ一人出場する今田竜二の暴れっぷりにも期待したいところだ。なお、かつての世界ランクNo.1、タイガー・ウッズ（米）はプレーオフ出場権を逃している。

　大会2日前に東海岸では珍しい地震がコースを襲い、大会期間中はハリケーンの襲来が予想されるなど波乱の予感漂う今大会。フェデックスカップ王者を目指す戦いは初戦から熾烈を極める展開になりそうだ。