海外男子
タイガーとエルスの因縁再び?12月開幕「ザ・プレジデンツカップ」の注目ポイントを徹底解説
2019年10月8日(火)午後2:15
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2年に一度のアメリカ選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」は、12月12日にオーストラリアのロイヤル・メルボルンGCを舞台に開幕。各チーム威信をかけた熱い戦いに、日本からは松山英樹が出場することが決まっています。今大会の見どころ、注目選手などについて、プロゴルファーの佐藤信人氏が解説します。
―今回のプレジデンツカップ展望について
今回は、世界選抜チームにチャンスがあると思います。プレジデンツカップは圧倒的に米国チームが有利で、世界選抜は過去に1回しか勝てていないんですよ。その1勝が今回と同じ12月開催の時。米国チームにとっては、PGAツアーのシーズンが終わり(コンディション作りが)スケジュール的にハードになるので、試合前から世界選抜に若干有利になっているんですよね。
ー各チームの注目選手は
日本からは松山英樹選手が出るので常に注目はするとして、今回は米国チームの主将がタイガー・ウッズで、世界選抜の主将がアーニー・エルス(南ア)ですけど、この2人で思い出すのが2003年の南アフリカ大会です。その時は、両チームがエースを出してウッズとエルスのプレーオフになったんですけど、それでも決着がつかず、最後は日没になってキャプテンのジャック・ニクラウス(米)とゲーリー・プレーヤー(南ア)が引き分けに決めたですが、あの時に熱戦を演じた2人が今回キャプテンを務めるわけです。
そして、世界選抜のアダム・スコット(豪)が両キャプテンを除いては唯一出場していた選手なので、言わばプレーヤーキャプテン(2人目の主将)みたいな感じで、キーパーソンになってくると思います。
米国チームはブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマスが引っ張っていくと思いますけど、ダスティン・ジョンソンも居たりとスター揃いなので、誰か一人に注目するのは難しいですよね。
―注目ペアは
世界選抜は松山英樹×アダム・スコットがペアを組んで、無敵コンビになればと期待しています。米国選抜は、言い方は良くないですが(笑)毒の強いブライソン・デシャンボー×パトリック・リードとかが組んだら面白そうですよね。
―松山英樹への期待は
松山選手は、スコットとかマーク・リーシュマン(豪)のようなエース級の選手と組んで無敵なチームになるのか、若手のアジア選手と組んで引っ張っていく存在になるのか、いずれにせよチームの中心となってプレーすべき選手だと思います。2018-19シーズンも安定して戦ってきたので、当然、活躍は期待されてると思います。
―プレジデンツカップの楽しみ方
ライダーカップ(米国vs欧州)も同じですけど、ランキングで自動的に選ばれる選手の他に、キャプテン推薦で選ばれるプレーヤーが誰になるのかそこから楽しめますよね(※11月上旬に各チームキャプテンピックの4名が指名)。12人が正式に決まったら、今度はダブルスの組み合わせを自分がキャプテンになったつもりで考える。それでダブルス戦を観たら、凄く楽しくなると思います。
■米国選抜
<キャプテン>
タイガー・ウッズ
<副キャプテン>
フレッド・カプルス、ザック・ジョンソン、スティーブ・ストリッカー
<選手>
ブルックス・ケプカ
ジャスティン・トーマス
ダスティン・ジョンソン
パトリック・キャントレー
ザンダー・ショフレ
ウェブ・シンプソン
マット・クーチャー
ブライソン・デシャンボー
■世界選抜
<キャプテン>
アーニー・エルス(南アフリカ)
<副キャプテン>
K.J.チョイ(韓国)、トレバー・イメルマン(南アフリカ)、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)、マイク・ウィア(カナダ)
<選手>
マーク・リーシュマン(オーストラリア)
松山英樹
ルイ・ウーストヘイゼン(南アフリカ)
アダム・スコット(オーストラリア)
エイブラハム・アンサー(メキシコ)
リ・ハオトン(中国)
C.T.Pan(台湾)
キャメロン・スミス(オーストラリア)
※各チームとも残り4名は11月上旬にキャプテンピックで決定
―今回のプレジデンツカップ展望について
今回は、世界選抜チームにチャンスがあると思います。プレジデンツカップは圧倒的に米国チームが有利で、世界選抜は過去に1回しか勝てていないんですよ。その1勝が今回と同じ12月開催の時。米国チームにとっては、PGAツアーのシーズンが終わり(コンディション作りが)スケジュール的にハードになるので、試合前から世界選抜に若干有利になっているんですよね。
ー各チームの注目選手は
日本からは松山英樹選手が出るので常に注目はするとして、今回は米国チームの主将がタイガー・ウッズで、世界選抜の主将がアーニー・エルス(南ア)ですけど、この2人で思い出すのが2003年の南アフリカ大会です。その時は、両チームがエースを出してウッズとエルスのプレーオフになったんですけど、それでも決着がつかず、最後は日没になってキャプテンのジャック・ニクラウス(米)とゲーリー・プレーヤー(南ア)が引き分けに決めたですが、あの時に熱戦を演じた2人が今回キャプテンを務めるわけです。
そして、世界選抜のアダム・スコット(豪)が両キャプテンを除いては唯一出場していた選手なので、言わばプレーヤーキャプテン(2人目の主将)みたいな感じで、キーパーソンになってくると思います。
米国チームはブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマスが引っ張っていくと思いますけど、ダスティン・ジョンソンも居たりとスター揃いなので、誰か一人に注目するのは難しいですよね。
―注目ペアは
世界選抜は松山英樹×アダム・スコットがペアを組んで、無敵コンビになればと期待しています。米国選抜は、言い方は良くないですが(笑)毒の強いブライソン・デシャンボー×パトリック・リードとかが組んだら面白そうですよね。
―松山英樹への期待は
松山選手は、スコットとかマーク・リーシュマン(豪)のようなエース級の選手と組んで無敵なチームになるのか、若手のアジア選手と組んで引っ張っていく存在になるのか、いずれにせよチームの中心となってプレーすべき選手だと思います。2018-19シーズンも安定して戦ってきたので、当然、活躍は期待されてると思います。
―プレジデンツカップの楽しみ方
ライダーカップ(米国vs欧州)も同じですけど、ランキングで自動的に選ばれる選手の他に、キャプテン推薦で選ばれるプレーヤーが誰になるのかそこから楽しめますよね(※11月上旬に各チームキャプテンピックの4名が指名)。12人が正式に決まったら、今度はダブルスの組み合わせを自分がキャプテンになったつもりで考える。それでダブルス戦を観たら、凄く楽しくなると思います。
■米国選抜
<キャプテン>
タイガー・ウッズ
<副キャプテン>
フレッド・カプルス、ザック・ジョンソン、スティーブ・ストリッカー
<選手>
ブルックス・ケプカ
ジャスティン・トーマス
ダスティン・ジョンソン
パトリック・キャントレー
ザンダー・ショフレ
ウェブ・シンプソン
マット・クーチャー
ブライソン・デシャンボー
■世界選抜
<キャプテン>
アーニー・エルス(南アフリカ)
<副キャプテン>
K.J.チョイ(韓国)、トレバー・イメルマン(南アフリカ)、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)、マイク・ウィア(カナダ)
<選手>
マーク・リーシュマン(オーストラリア)
松山英樹
ルイ・ウーストヘイゼン(南アフリカ)
アダム・スコット(オーストラリア)
エイブラハム・アンサー(メキシコ)
リ・ハオトン(中国)
C.T.Pan(台湾)
キャメロン・スミス(オーストラリア)
※各チームとも残り4名は11月上旬にキャプテンピックで決定
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2019 ザ・プレジデンツカップ
12月12日(木)~12月15日(日)