海外男子
P.ミケルソン、またも2位タイ タイガーは6位タイで終戦
2009年6月23日(火)午後0:15
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「乳がんと戦う愛妻に勝利を捧げたい!」。フィル・ミケルソン(米)のそんな思いも、あと一歩のところで実現しなかった。
悪天候のため現地時間22日に最終ラウンドがズレ込んだ今季メジャー第2戦の第109回 全米オープン(ニューヨーク州ベスページ・ステート・パーク、ブラックC)。首位タイを5打差で追っていたミケルソンは、いつものようにアグレッシブなプレーを披露した。6、7番で連続ボギーを叩いたが、9、12番のバーディで追撃を開始。すると13番パー5で値千金のイーグルを奪い、通算4アンダーで単独首位に躍り出た。
ヒートアップするニューヨークの大ギャラリー。同じ舞台で大会が行われた02年を含めて、過去4回全米オープンで2位(タイ含む)に甘んじた経験を持つミケルソンも、「今度こそ」の思いで終盤に突入した。
だが、今回も勝利の女神はミケルソンに微笑まなかった。15番でボギーを叩くと、17番でもグリーンをショートし、短いパーパットも外してボギー。最終組のルーカス・グローバー(米)を楽にしてしまった。
最終18番でも上から長いバーディパットがラインに乗ったかに見えたが、わずかに右に切れてパー。グローバーにプレッシャーをかけることができず、通算2アンダーのままホールアウトし、5度目の2位(タイ)に泣いた。それでも「9日後には妻の治療が始まる。(勝てなかったのは)悔しいけれど、しょうがない。もっと大切なことが待っているからね」と妻と共にがんに立ち向かう決意を胸に、ミケルソンはコースを去った。
一方、連覇を狙ったタイガー・ウッズ(米)は、最後までパットに泣かされた。2週前のメモリアル・トーナメントで4打差の逆転劇を演じていることから、期待が集まったこの日は首位タイに7打差でスタート。ところが、大事な場面でパットが入らない。雨で重くなったグリーンは最後までタイガーの味方をしてくれることはなく、4バーディ、3ボギーの1アンダー69。通算イーブンパー6位タイに終わった。「全然入らなかった」と最後は苦笑するしかなかったタイガー。2度目のベスページ制覇も大会連覇もならず、がっくりと肩を落とした。
悪天候のため現地時間22日に最終ラウンドがズレ込んだ今季メジャー第2戦の第109回 全米オープン(ニューヨーク州ベスページ・ステート・パーク、ブラックC)。首位タイを5打差で追っていたミケルソンは、いつものようにアグレッシブなプレーを披露した。6、7番で連続ボギーを叩いたが、9、12番のバーディで追撃を開始。すると13番パー5で値千金のイーグルを奪い、通算4アンダーで単独首位に躍り出た。
ヒートアップするニューヨークの大ギャラリー。同じ舞台で大会が行われた02年を含めて、過去4回全米オープンで2位(タイ含む)に甘んじた経験を持つミケルソンも、「今度こそ」の思いで終盤に突入した。
だが、今回も勝利の女神はミケルソンに微笑まなかった。15番でボギーを叩くと、17番でもグリーンをショートし、短いパーパットも外してボギー。最終組のルーカス・グローバー(米)を楽にしてしまった。
最終18番でも上から長いバーディパットがラインに乗ったかに見えたが、わずかに右に切れてパー。グローバーにプレッシャーをかけることができず、通算2アンダーのままホールアウトし、5度目の2位(タイ)に泣いた。それでも「9日後には妻の治療が始まる。(勝てなかったのは)悔しいけれど、しょうがない。もっと大切なことが待っているからね」と妻と共にがんに立ち向かう決意を胸に、ミケルソンはコースを去った。
一方、連覇を狙ったタイガー・ウッズ(米)は、最後までパットに泣かされた。2週前のメモリアル・トーナメントで4打差の逆転劇を演じていることから、期待が集まったこの日は首位タイに7打差でスタート。ところが、大事な場面でパットが入らない。雨で重くなったグリーンは最後までタイガーの味方をしてくれることはなく、4バーディ、3ボギーの1アンダー69。通算イーブンパー6位タイに終わった。「全然入らなかった」と最後は苦笑するしかなかったタイガー。2度目のベスページ制覇も大会連覇もならず、がっくりと肩を落とした。