レッスン
稲森佑貴「目標を定め、その目標に向かって真っすぐ立つ」 日本一曲がらない男のシンプルレッスン
2019年1月24日(木)午前11:16
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“日本一曲がらない男”というありがたい称号をいただいていることもあって、「どうしてそんなに曲がらないの?」という質問をよく受けます。「何か特別な技術を持っているんじゃないか」と。しかし、私自身は特別なことをやっているつもりまったくなく、基本に忠実にやっている結果が、“曲がらない球”に結びついているだけだと思っています。
基本の中でも大切にしているのが、目標をきちんと定めることと、その目標に向かって真っすぐ立つ(厳密に言うと、ターゲットラインに対して平行に立つ)ことです(写真①)。特に真っすぐ立つドリルは、普段の練習はもちろん、ツアー中の練習でも必ずやるようにしています。
練習方法もごく一般的なものです。ターゲットが決まったら、それに対してスティック(クラブでも可)をセットし、それに合わせて構えるというだけです。
このとき注意したいのは、スタンスだけでなく肩のラインも合わせることです。我々プロゴルファーでも、試合の後半やツアーの終盤になると、平行に構えているつもりでも肩がクロスしてしまったり、肩のラインは合っているのにスタンスがズレるなど歪みが出てくるもの。このような構えをしてしまうと、スイングそのものが歪んでしまうので真っすぐ飛ばすことは難しくなるからです。
こういう話をすると、アマチュアの中には、「何だ、そんなことか」と思われる人もいるようですが、この基本ができていない人が多いのも事実。曲げたくなければ、正しく立つことを強く意識してください。
それともうひとつ、ボールを打つときも、スティックに沿ってクラブを上げて下ろすことを意識しています(同②)。そうすることによって、バックスイングで頭が右に倒れたり(同③)、体が斜めになる(同④)ことによって起こる軸ブレが押さえられるからです。
基本の中でも大切にしているのが、目標をきちんと定めることと、その目標に向かって真っすぐ立つ(厳密に言うと、ターゲットラインに対して平行に立つ)ことです(写真①)。特に真っすぐ立つドリルは、普段の練習はもちろん、ツアー中の練習でも必ずやるようにしています。
写真①
練習方法もごく一般的なものです。ターゲットが決まったら、それに対してスティック(クラブでも可)をセットし、それに合わせて構えるというだけです。
このとき注意したいのは、スタンスだけでなく肩のラインも合わせることです。我々プロゴルファーでも、試合の後半やツアーの終盤になると、平行に構えているつもりでも肩がクロスしてしまったり、肩のラインは合っているのにスタンスがズレるなど歪みが出てくるもの。このような構えをしてしまうと、スイングそのものが歪んでしまうので真っすぐ飛ばすことは難しくなるからです。
こういう話をすると、アマチュアの中には、「何だ、そんなことか」と思われる人もいるようですが、この基本ができていない人が多いのも事実。曲げたくなければ、正しく立つことを強く意識してください。
それともうひとつ、ボールを打つときも、スティックに沿ってクラブを上げて下ろすことを意識しています(同②)。そうすることによって、バックスイングで頭が右に倒れたり(同③)、体が斜めになる(同④)ことによって起こる軸ブレが押さえられるからです。
同②
同③
同④
スイングの基本は、ウェッジからドライバーまでみな同じ。どのクラブを手にしたときも、目標に対して真っすぐ立って、軸がブレないようにスイングすれば、大きく曲がるというミスは確実に防ぐことができるのです。
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)
1994年鹿児島生まれ。高校2年時の2011年にプロテスト合格。ツアー3戦目となる13年の「VanaH杯KBCオーガスタ」で初日首位発進をして注目を集めた。14年には出場7試合でシード獲得。18年は「日本オープン」で初優勝し、賞金ランクも3位に躍進。14年から4季連続でフェアウェイキープ率1位に輝いており、“日本一曲がらない男”の異名をとる。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/1/17 発売号より転載)
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)
1994年鹿児島生まれ。高校2年時の2011年にプロテスト合格。ツアー3戦目となる13年の「VanaH杯KBCオーガスタ」で初日首位発進をして注目を集めた。14年には出場7試合でシード獲得。18年は「日本オープン」で初優勝し、賞金ランクも3位に躍進。14年から4季連続でフェアウェイキープ率1位に輝いており、“日本一曲がらない男”の異名をとる。
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