ニュース・コラム

本番以外 PCニュース詳細 ビルボード /21153358/73520
欧州男子

マキロイ、来年の欧州ツアーカードを手放す? うまれるライダーカップ問題

2018年11月14日(水)午後0:28

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)が『BBCスポーツ』のインタビューで、2019年は欧州ツアーのツアーカードを手放すかもしれないと答えた。維持するためには年間最低4試合(メジャーと世界選手権シリーズを除く)の出場義務があるのだが、今のところマキロイは「2試合には出場する予定だけど、分からない」としている。

 大きな理由としては米男子ツアーの日程変更がある。3月ザ・プレーヤーズ選手権、4月マスターズ、5月全米プロゴルフ選手権、6月全米オープン、7月全英オープン、8月プレーオフシリーズと大きなイベントがずっと続く。

 9月からは欧州ツアーでロレックスシリーズ5試合が開催されるので、マキロイはそこでプレーするか、全英オープン前のアイリッシュオープン、スコティッシュオープンで調整がてら出場するのが今のプランだそうだが、計4試合以上に出場するかは未定。

 マキロイのように米男子ツアーで活躍しているヨーロッパの選手が、ツアーカードをキープする大きなメリットは、ライダーカップに出場できるかどうか。ツアーカードがないとライダーカップには出場できない。次回は2020年なのでマキロイはその年にツアーカードを得ていればいい。しかし、それは選手として出場する場合の話だ。

 将来的にキャプテンや副キャプテンを務めたいのであれば、ツアーカードを失ってはいけない。2017年1月に発表されたルールで、1度でもツアーカードを失うとキャプテンや副キャプテンには就けないのだ。このルールができたのは欧州ツアーから米男子ツアーへの選手の流出を防ぐためと言われている。

 米男子ツアーの試合は基本的に優勝賞金が1億円を超えるのに対し、欧州ツアーでは2000万円から5000万円という試合がある。そこで2017年からロレックシリーズが始まり、対象の8試合の優勝賞金は約1億円となった。しかし、ギャップはなかなか埋まらない。

 年間王者へのボーナスの差が約10倍以上あるのだ。欧州ツアーの年間王者は125万ドル、米男子ツアーの年間王者は1000万ドル。しかも、2018-19年シーズンから1500万ドルとなるので約15倍の差がうまれる。

 かといってレベル的には欧州ツアーも米男子ツアーもそこまで大差はない。となれば米男子ツアーを主戦場にと考えるヨーロッパの選手もいるだろう。果たしてマキロイはどのようなスケジュールを組むのだろうか。

 なお、マキロイは今週の欧州ツアー最終戦 DPワールド ツアーチャンピオンシップ ドバイに出場する。
本番以外 PCニュース詳細 記事下左 /21153358/73525
本番以外 PCニュース詳細 記事下右 /21153358/73526

関連記事

ゴルフネットワークは以下の放送サービスからご視聴いただけます

  • ココロ動く、未来へ。スカパー!
    衛星放送多チャンネルサービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • J:COM
    国内最大手のケーブルテレビ運営会社
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • GOLF NETWORK PLUS
    パソコン・スマートフォンで視聴できる
    インターネット配信サービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • prime video
    Amazonプライム会員向けの
    動画配信サービス
    Amazonプライム会員なら
    簡単登録!
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 全国のケーブルテレビ
  • ひかりTV
    光回線をテレビに接続して
    視聴するサービス
  • auひかり
    auの光ファイバーをテレビに接続して 視聴するサービス
施設、店舗など法人でゴルフネットワークの
ご利用をご検討中のお客様へ

ゴルフ場や練習場のロビー、ゴルフ用品店、飲食店、スポーツジムや
ホテル客室などで、ゴルフネットワーク法人視聴をぜひご活用ください。