国内男子
「日本の文化には興味がある」日本オープン出場アダム・スコットインタビュー
2018年10月9日(火)午後7:00
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11日より開幕する国内男子ツアーのメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」に出場するアダム・スコットに、CS放送「ゴルフネットワーク」で放送中の情報番組「ゴルフスイッチ」でMCを務める稲村亜美さんがインタビュー。日本オープン出場を決めた理由や、同局で13日・14日に生中継する1番スタートホールの印象、松山英樹選手やタイガー・ウッズ選手など他のPGAツアーメンバーやPGAツアーのシステム変更などについて話を伺いました。最後には、PGAツアー屈指のボールストライカー(アイアンショットの名手)からアイアンショットのワンポイントアドバイスもいただきました。
日本オープン出場を決めた理由について
日本オープンは3回出場していますが、毎年出場するという流れを作りたいなと思っていました。もちろん、今回は優勝できるように皆さんの前でいいプレーをしたいと思います。横浜カントリークラブ1番ホール(478yPAR4)の印象について
フェアウェイが広いので、各選手いいスタートが切れるのではないかと思います。ドライバーを使っていけるホールなので、いいショットをすれば、9番アイアン、PWで狙えると思います。1番ホールの中継があるのであれば、たくさんのバーディが見られるのでないでしょうか。新婚旅行も日本だったそうですが、日本の印象について
正確には結婚する少し前だったんですが(笑)日本の文化には興味があって、高校生のときは2年間日本語を勉強していて、その時の日本人の友だちもいますので、伝統や歴史など、日本に来たときはゴルフコースだけではなく他のものもいろいろと見ています。その時は、金閣寺に行ったり、美味しい豆腐料理を食べたりしましたね。オーストラリア人ゴルファーの強さについて
オーストラリアはスポーツがとても強い国です。素晴らしいゴルフコースもたくさんあります。加えて天気が常に良いので、1年中ゴルフができるのが大きいと思います。またグレッグ・ノーマンの前にも、全英オープンを5回優勝しているピーター・トムソンが国外で結果を出してパイオニアとなったことで、そこからノーマンが登場して私も憧れましたし、ジェイソン・デイなど有望なゴルファーたちが輩出されたんだと思います。松山英樹選手の印象について
松山選手のプレーは素晴らしいと前々から思っています。まだ若い選手ですので、これからチャンスも出てくるでしょう。キャリアの中で、安定して周りのフィールドの選手よりいい結果を出せる期間を作れれば、世界ランク1位になれるチャンスも大いにあるでしょう。石川遼選手もそうですが、松山選手は日本人のなかで海外で活躍するゴルファーのパイオニアだと思っていますので、メジャーで優勝したりすれば、若い選手に刺激を与えて日本のゴルフ界に大きな影響を与えるのではないかと思います。タイガー・ウッズの優勝について
素晴らしい結果だと思いますし、自分も興奮しています。タイガーを疑っていた人たちを見返すようなプレーをしたのは、本当に素晴らしいことだと思います。自分もプレーヤーと同時にゴルフファンなので、彼が素晴らしい活躍をしているのは嬉しいですが、できれば、また彼には勝ちたいなと思います(笑)PGAツアーのポイントシステム変更について
まずは、自分がプレーオフシリーズでプレーしたいというところですね。ポジティブな結果になるのかは来年やってみないとわからないですが、ゴルフはもともとエンターテイメントなので、エキサイティングな要素を取り入れて進化していくことは、いいことなのかなと思います。またメジャーのスケジュールが大きくかわりますので(4月から7月まで毎月開催)、ほかのトップ選手たちがどのようなスケジューリングをしていくのかも注目ですね。最後に、アイアンショットの名手であるあなたから日本のファンにそのポイントを教えてください
みなさんは、トップやインパクトなどでのクラブ位置を意識しすぎているのかなと感じています。私はなにより「リズム感」が大事だと思っています。スムースなリズムでスイングをすることで、ボールを完璧に捉えられるようになると思いますし、自分も常にそれを意識しています。グッドラック!
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10月11日(木)~10月14日(日)