国内女子
ツアー初優勝・黄金世代の大里桃子がみせた「勝負どころで振り切る力」
2018年8月20日(月)午後3:45
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国内女子ツアーのCAT Ladies(神奈川県 大箱根カントリークラブ)は、98年生まれの黄金世代のひとり、大里桃子のツアー初優勝で幕を閉じた。ツアー通算6勝の茂木宏美プロが 、CS放送「ゴルフネットワーク」で放送中「週刊ぎゅっと国内ツアー(毎週月曜日11時初回放送)」のなかで同大会を振り返る。
14番パー4でティーショットを大きく左に曲げて、(セカンド地点は)つま先下がりのラフからさらに左のラフに行く大ピンチで、アプローチも寄りませんでした。その中で、パッティングで勝利に導いたのは素晴らしかったです。
そして16番パー4のパーセーブと、18番パー5は勇気を持って振っていかないと左右のラフに行きやすいティーショットでしたが、不安な気持ちや怖い気持ちに負けずに打ち勝って振り切ったのが優勝に繋がりました。
また、最終18番パー5のサードショットは、今まで練習場でやってきたスイングがあの場面で打てるように普段から練習しているので、勝負どころで振り切っていけたというような、とっておきの一打でした。得意な距離に残していたのも良かったと思います。
ぜひ勝ち星を積み重ねてもらって、黄金世代の一人として皆を引っ張っていく選手になってもらいたいですね。
私も改めて初優勝だったり、2勝目、3勝目を手にした時を思い返しました。初優勝だから、2勝目だから難しいわけではなく、優勝は何勝目であっても、難しいです。しっかりと強い気持ちを持って良いスイングをしなければ勝ちとれないと思います。
大里桃子、ツアー初優勝を挙げた”黄金世代”
優勝は簡単にはできない、長い一日を乗り越えて掴まないといけないという優勝でした。スタートホールは落ち着いていましたが、ボギーが出ると「プレッシャーと戦っている」という表情が見えました。14番パー4でティーショットを大きく左に曲げて、(セカンド地点は)つま先下がりのラフからさらに左のラフに行く大ピンチで、アプローチも寄りませんでした。その中で、パッティングで勝利に導いたのは素晴らしかったです。
そして16番パー4のパーセーブと、18番パー5は勇気を持って振っていかないと左右のラフに行きやすいティーショットでしたが、不安な気持ちや怖い気持ちに負けずに打ち勝って振り切ったのが優勝に繋がりました。
大里桃子の持ち味は下半身のキレと勝負強さ
スイングは下半身のキレが良いです。今日よかったのは、2番で深いラフに行きましたが、そこから下半身を使って上から打ち込むアイアンショットを打っていました。難しい状況からパーオンして、パーで切り抜けたのを見たときに、彼女の持ち味は下半身を使ったダイナミックなスイングだなと思いました。また、最終18番パー5のサードショットは、今まで練習場でやってきたスイングがあの場面で打てるように普段から練習しているので、勝負どころで振り切っていけたというような、とっておきの一打でした。得意な距離に残していたのも良かったと思います。
ぜひ勝ち星を積み重ねてもらって、黄金世代の一人として皆を引っ張っていく選手になってもらいたいですね。
ツアー通算2勝目を狙い猛追した森田遥
そして大里さんを本気にさせたのは、やはり森田遥選手(トータル8アンダーで2位)だと思います。1打差まで迫って最終18番のティーショット、3打目のスーパーショットと素晴らしい追い上げでした。もちろん、振り返れば前半もう少しというのもありますが、それでも諦めずに1打1打と続けた森田選手は素晴らしいと思います。私も改めて初優勝だったり、2勝目、3勝目を手にした時を思い返しました。初優勝だから、2勝目だから難しいわけではなく、優勝は何勝目であっても、難しいです。しっかりと強い気持ちを持って良いスイングをしなければ勝ちとれないと思います。
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2018 CAT Ladies
8月17日(金)~19日(日)