海外男子
ガンの家族を支え、シーズン4勝を達成したP.ミケルソン
2009年12月31日(木)午前11:58
世界ランキング2位のフィル・ミケルソン(米)にとって、2009年は試練の年だった。ゴルフの面では出場4戦目、2月のノーザン・トラスト・オープンで早くも1勝目を挙げると、翌月、これまで決して得意とはいえなかったドラル・ゴルフ・リゾート&スパ(マイアミ)が舞台のWGC-CA選手権ですぐさま2勝目と順調な幕開け。期待が集まった4月のメジャー初戦、マスターズこそ5位に終わったが、それでも実力相応にシーズンをスタートさせていた。
ところがマスターズが終わった頃、家族が思いがけない事態に見舞われていることを告白することになる。愛妻・エイミーさんの乳ガンが発覚したのだ。ミケルソンは夫人を全力でサポートすることを宣言。とりあえずトーナメント出場を控え、出来る限り家族のそばにいることにした。そして、5月初旬に行われたザ・プレーヤーズ選手権以来、1か月弱トーナメントから遠ざかったが、全米オープンには出場し2位タイの活躍を見せた。
また、この時期にはツアー全体もミケルソン一家のサポートを宣言。ライバル達やそのキャディが、女子ツアーではおなじみの乳ガン撲滅とサポートの象徴であるピンクリボンや、ピンク色のものを身につけてプレーする光景が多く見られた。
だが、一家を襲った不慮の事態はこれだけにとどまらなかった。エイミーさんに続き、実母も同じく乳ガンであることが判明し、同じ病院で手術を受けることになったのだ。
家族と一緒にいる時間をいつも以上に大切にしながら、今季はメジャーを中心に試合をこなしたミケルソン。最終戦のザ・ツアー選手権では最終日に猛チャージを見せてライバル、タイガー・ウッズ(米)を逆転しシーズン3勝目。11月にはWGC-HSBCチャンピオンズで有終の美。年間4勝は自己最多勝利タイとなり、まるでゴルフと家族の看病の2つに全力投球したミケルソンに対する褒美のようだった。
2010年も出場試合数はさほど多くはないだろうが、家族との絆を心の支えにプレーするであろうミケルソン。スキャンダルという意外なかたちでタイガーが当分、試合に出てこないこともあり、メジャー優勝はもちろんのこと念願の世界ランクNo.1の座にいつ座るかにも注目したい。
ところがマスターズが終わった頃、家族が思いがけない事態に見舞われていることを告白することになる。愛妻・エイミーさんの乳ガンが発覚したのだ。ミケルソンは夫人を全力でサポートすることを宣言。とりあえずトーナメント出場を控え、出来る限り家族のそばにいることにした。そして、5月初旬に行われたザ・プレーヤーズ選手権以来、1か月弱トーナメントから遠ざかったが、全米オープンには出場し2位タイの活躍を見せた。
また、この時期にはツアー全体もミケルソン一家のサポートを宣言。ライバル達やそのキャディが、女子ツアーではおなじみの乳ガン撲滅とサポートの象徴であるピンクリボンや、ピンク色のものを身につけてプレーする光景が多く見られた。
だが、一家を襲った不慮の事態はこれだけにとどまらなかった。エイミーさんに続き、実母も同じく乳ガンであることが判明し、同じ病院で手術を受けることになったのだ。
家族と一緒にいる時間をいつも以上に大切にしながら、今季はメジャーを中心に試合をこなしたミケルソン。最終戦のザ・ツアー選手権では最終日に猛チャージを見せてライバル、タイガー・ウッズ(米)を逆転しシーズン3勝目。11月にはWGC-HSBCチャンピオンズで有終の美。年間4勝は自己最多勝利タイとなり、まるでゴルフと家族の看病の2つに全力投球したミケルソンに対する褒美のようだった。
2010年も出場試合数はさほど多くはないだろうが、家族との絆を心の支えにプレーするであろうミケルソン。スキャンダルという意外なかたちでタイガーが当分、試合に出てこないこともあり、メジャー優勝はもちろんのこと念願の世界ランクNo.1の座にいつ座るかにも注目したい。








