海外男子
1993年に生まれた4人のスーパースター これからのゴルフ界をけん引していく黄金世代
2018年5月14日(月)午前11:55
アメリカではビル・クリントン氏が大統領に就任し、日本ではJリーグが開幕した1993年。のちに黄金世代と呼ばれる4人の選手が誕生した。
4月7日、ダニエル・バーガー(米)が生まれた。プロテニス選手のジェイ・バーガー氏を父に持ち、幼い頃からテニスをしていたが、姉がゴルフレッスンを受けていた影響で、バーガーもゴルフを始めるようになった。
「ゴルフを始めたら好きになった。これがしたい事だって思ったよ。父も”自分で決めたことを全力でやれ”と言ってくれたんだ」
競技は違えどプロとして多くの事を父から学んだバーガー。「練習量を聞いたら、”1日にちょっと、5~6時間練習すること”って言われた。ちょっとでそのくらいだったら、僕は8時間くらい練習しないとって思ったよ」。
努力を重ねたバーガーは2015年にPGAツアーデビューし、2016年のフェデックス セントジュードクラシックで初優勝。2017年大会も制し、連覇を達成したのだ。ザ・プレジデンツカップの米国選抜に選ばれるなど大活躍のバーガーは「プロの精神を教えてくれた父に感謝している」と語っている。
バーガーが生まれた3週間後の4月29日、ジャスティン・トーマス(米)が誕生。父も祖父もプロゴルファーという家系に生まれたトーマスは「写真やホームビデオを見ていると、僕が覚えているずっと前からクラブを握っていたよ」と幼い頃からゴルフに触れてきた。
「才能に恵まれていた。ゴルフが上手い子供は多かったけど息子は努力を重ねた」と父が言うように沢山の練習をし、周りのジュニアとの差を広げていった。また、祖父いわく「8歳くらいで勝ちにこだわっていた。負けず嫌いで競争心にあふれていた」と勝負に対する熱い思いは少年時代から持っていたようだ。
その才能は2017年に開花する。全米プロゴルフ選手権を含む5勝を挙げ、年間王者となり、最優秀選手賞に輝いた。「父はベストフレンド」と素直に言えるトーマス。孫をいつも見舞っている祖父。プロゴルファー家系というよりも、心優しく温かい家庭に生まれたことで、トーマスは伸び伸びと成長することが出来たのではなかろうか。
4月7日、ダニエル・バーガー(米)が生まれた。プロテニス選手のジェイ・バーガー氏を父に持ち、幼い頃からテニスをしていたが、姉がゴルフレッスンを受けていた影響で、バーガーもゴルフを始めるようになった。
「ゴルフを始めたら好きになった。これがしたい事だって思ったよ。父も”自分で決めたことを全力でやれ”と言ってくれたんだ」
競技は違えどプロとして多くの事を父から学んだバーガー。「練習量を聞いたら、”1日にちょっと、5~6時間練習すること”って言われた。ちょっとでそのくらいだったら、僕は8時間くらい練習しないとって思ったよ」。
努力を重ねたバーガーは2015年にPGAツアーデビューし、2016年のフェデックス セントジュードクラシックで初優勝。2017年大会も制し、連覇を達成したのだ。ザ・プレジデンツカップの米国選抜に選ばれるなど大活躍のバーガーは「プロの精神を教えてくれた父に感謝している」と語っている。
バーガーが生まれた3週間後の4月29日、ジャスティン・トーマス(米)が誕生。父も祖父もプロゴルファーという家系に生まれたトーマスは「写真やホームビデオを見ていると、僕が覚えているずっと前からクラブを握っていたよ」と幼い頃からゴルフに触れてきた。
「才能に恵まれていた。ゴルフが上手い子供は多かったけど息子は努力を重ねた」と父が言うように沢山の練習をし、周りのジュニアとの差を広げていった。また、祖父いわく「8歳くらいで勝ちにこだわっていた。負けず嫌いで競争心にあふれていた」と勝負に対する熱い思いは少年時代から持っていたようだ。
その才能は2017年に開花する。全米プロゴルフ選手権を含む5勝を挙げ、年間王者となり、最優秀選手賞に輝いた。「父はベストフレンド」と素直に言えるトーマス。孫をいつも見舞っている祖父。プロゴルファー家系というよりも、心優しく温かい家庭に生まれたことで、トーマスは伸び伸びと成長することが出来たのではなかろうか。
10月25日にザンダー・ショフレ(米)が産声を上げた。2016-2017年シーズンの新人王に輝いたショフレだが、幼い頃はサッカー少年だった。「ゴルフよりサッカーに夢中だったけど、一人でプレーできないから父がやっていたゴルフにひかれたんだ」。
ショフレの父はかつてオリンピックを目指していた陸上選手。しかし、交通事故に巻き込まれ左目を失明し、夢を諦めざるを得なかった。その思いを受け継いだ息子は、プロになるために父と二人三脚でスキルを磨いた。
「父なりの流儀があって、”いろいろな形でゴルフに臨め”って楽しく教えてくれたんだ」とショフレ。楽しむことを忘れずに努力した結果が、2017年にあらわれた。
同年7月のザ・グリーンブライアークラシックでツアー初優勝を挙げると、最終戦のツアーチャンピオンシップでも勝利。これらの活躍が評価され、ショフレは新人王に輝いた。1年目でFedExカップシリーズに出場し、最後の試合を制した強さは本物だった。
そして、黄金世代を引っ張っているといっても過言ではない選手、ジョーダン・スピース(米)が7月27日に生まれた。8歳でゴルフを始めたスピース。父によると、10歳ですでに”優勝”を意識し、12歳ですでに大人顔負けの才能、そしてゴルフに対する情熱があったそうだ。
スピース自身も「大会にでるたび、優勝する姿をイメージする。一種のマインドコントロールだ。信じることが勝利につながる。それが秘訣だよ」と語っている。今では世界で人気のプレーヤーとなったスピースは、プロモーションで東京に来た際、日本のジュニアにレッスンをするなど、より若い世代にスキルを伝えようと活動している。「新しいことを経験するたびに刺激を受ける。それは大会に限らず、コースの外でも同じだ」とスピースにとってもプラスとなっているようだ。
1993年に生まれたダニエル・バーガー、ジャスティン・トーマス、ザンダー・ショフレ、ジョーダン・スピースの4選手は固い絆で結ばれている。ジュニア時代からの仲で、良き友人であり、良きライバル。「友達が偉業を達成すると称え合うんだ。自分のことのようにね」とスピースが言うように、尊敬し合い、称え合う。負けたら次は勝つぞと気合を入れる。足を引っ張り合うことは一切しない。それがベストフレンドであり、これからゴルフ界をけん引していくスーパースターたちの姿だ。
ショフレの父はかつてオリンピックを目指していた陸上選手。しかし、交通事故に巻き込まれ左目を失明し、夢を諦めざるを得なかった。その思いを受け継いだ息子は、プロになるために父と二人三脚でスキルを磨いた。
「父なりの流儀があって、”いろいろな形でゴルフに臨め”って楽しく教えてくれたんだ」とショフレ。楽しむことを忘れずに努力した結果が、2017年にあらわれた。
同年7月のザ・グリーンブライアークラシックでツアー初優勝を挙げると、最終戦のツアーチャンピオンシップでも勝利。これらの活躍が評価され、ショフレは新人王に輝いた。1年目でFedExカップシリーズに出場し、最後の試合を制した強さは本物だった。
そして、黄金世代を引っ張っているといっても過言ではない選手、ジョーダン・スピース(米)が7月27日に生まれた。8歳でゴルフを始めたスピース。父によると、10歳ですでに”優勝”を意識し、12歳ですでに大人顔負けの才能、そしてゴルフに対する情熱があったそうだ。
スピース自身も「大会にでるたび、優勝する姿をイメージする。一種のマインドコントロールだ。信じることが勝利につながる。それが秘訣だよ」と語っている。今では世界で人気のプレーヤーとなったスピースは、プロモーションで東京に来た際、日本のジュニアにレッスンをするなど、より若い世代にスキルを伝えようと活動している。「新しいことを経験するたびに刺激を受ける。それは大会に限らず、コースの外でも同じだ」とスピースにとってもプラスとなっているようだ。
1993年に生まれたダニエル・バーガー、ジャスティン・トーマス、ザンダー・ショフレ、ジョーダン・スピースの4選手は固い絆で結ばれている。ジュニア時代からの仲で、良き友人であり、良きライバル。「友達が偉業を達成すると称え合うんだ。自分のことのようにね」とスピースが言うように、尊敬し合い、称え合う。負けたら次は勝つぞと気合を入れる。足を引っ張り合うことは一切しない。それがベストフレンドであり、これからゴルフ界をけん引していくスーパースターたちの姿だ。
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