米男子ツアーの今季メジャー第2戦全米オープンで、日本勢は2位タイの石川遼を筆頭に4人が予選突破を果たした。

　カリフォルニア州の名門ペブルビーチGLを舞台にした全米オープンは現地時間18日、第2ラウンドの競技を行い、難コース相手に2バーディ、2ボギーのイーブンパー71にスコアをまとめた石川が通算1アンダーで初日の4位タイから2位タイに順位を上げた。

　2月にAT&Tナショナル・ペブルビーチでこのコースをプレーしている石川は「2月よりコースが易しく感じる。特にグリーンは今回の方が攻略しやすい」と自信の発言。各選手が苦労しているグリーン上での好調ぶりがそのままスコアと順位になって表れた。

　その他の日本勢は初日105位タイと大きく出遅れていた石川のライバル、池田勇太が1オーバー72にスコアをまとめ、通算7オーバー59位タイでカットラインぎりぎりながら予選を突破。藤田寛之、谷口徹の両ベテランはスコアを落としたものの、こちらも通算7オーバー59位タイで決勝ラウンド進出へ滑り込みセーフ。

　しかし当落線上で戦っていた2年連続出場の矢野東は2バーディ、7ボギーとボギーがかさみ、5オーバー76の乱調。通算8オーバー85位タイとなり、カットラインに1打足りずに涙をのんだ。またかつて米ツアーを主戦場に戦っていた横尾要も7オーバー78を叩き、通算12オーバー121位タイで決勝ラウンド進出はならなかった。