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T.ビヨーンがツアー11勝目! M.カイマー世界No.1ならず

2011年2月7日(月)午前11:48

 欧州ツアーの中東シリーズ第3戦コマーシャルバンク・カタール・マスターズ(カタール、ドーハGC)は現地時間6日、最終ラウンドの競技を終了。後続に1打差の首位から出たトーマス・ビヨーン(デンマーク)が通算14アンダーまでスコアを伸ばし、昨年のエストリル・オープン・デ・ポルトガル以来となる優勝でツアー通算11勝目を飾った。

 通算10アンダーの単独2位に入ったアルバロ・キロス(スペイン)に中盤から追い上げられたが、15番でこの日初バーディを奪ったビヨーンは16番、18番とバーディで締めて最後は出入りの激しくなったキロスを引き離した。「今日はどれだけ我慢できるかだと思って前半プレーしていた。序盤はフェアウェイを外して際どいパーパットで切り抜けたホールもいくつかあるほどだ。タフな1日になることは分かっていたけど、耐えて終盤のバーディに繋げられた」と試合を振り返った。昨年のライダーカップでは副主将としてコリン・モンゴメリー主将(スコットランド)をサポート。今月18日に40歳の誕生日を迎えるベテランだが、まだまだ衰えを見せずに踏ん張っている。

 一方、最終日に5位タイから追い上げたキロスは「昨日の時点でトップ5には残ろうと思っていたけど、今日は途中から2位狙いになった。残念ながら15番で3パットしてしまい、17番でも馬鹿げたボギー。これで(優勝には)届かなくなってしまった。でも良い結果だよ」とサバサバした表情を見せた。

 また、今大会で2位以内に入れば予選落ちしたリー・ウェストウッド(英)を抜き世界ランクNo.1の座につけるはずだったマーティン・カイマー(独)は、この日1つしかスコアを伸ばせず通算2アンダー28位タイ。初日『77』の出遅れが最後まで響き、王座につくのはお預けとなった。その他、ディフェンディング・チャンピオンのロバート・カールソン(スウェーデン)はスコアを2つ落とし、通算6アンダー6位タイで4日間の競技を終えている。
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