海外男子
最後の切符を手にオーガスタへ ─ ヒューストン・オープン イアン・ポールターの4日間
2018年4月3日(火)午後8:05
米男子ツアーのヒューストン・オープン(3月29日~4月1日/テキサス州ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン)で、イアン・ポールター(英)がプレーオフを制して、2012年以来のツアー通算3勝目を手にした。
初日は出だしからボギーが先行し、1オーバー73で123位タイと大きく出遅れたポールター。2日目はカットラインを目指しての戦いとなったが、前後半で4つずつのバーディを量産。8アンダー「64」のビッグスコアで順位を一気に23位にまで浮上させ、決勝ラウンドに進出する。
週末に入っても勢いの衰えないポールターは、ムービングサタデーもノーボギーの7アンダー「65」と猛チャージ。2ラウンドに渡ってボギーフリーと完ぺきなプレーを見せると、ついにトップタイに並んで最終日を迎える。
3日目にパーオン率が88.89%と高い数字をマークしたショット力を武器に8番までに4つスコアを伸ばした42歳は、9番パー3で約3.5メートルのパーパットを外して50ホールぶりのボギーを喫したが、折り返した11番ですぐさまバーディ。さらに1打ビハインドで迎えた最終18番では2打目をピンそば約6メートルにつけると、これをねじ込んでビュー・ホスラー(米)とのプレーオフへ突入する。
18番で行われたプレーオフは、ホスラーが3打目を池に入れたことにより有利に立ったポールターがしっかりとパーセーブして勝利。米国本土でのトロフィは2010年以来となったが、この1勝はトロフィ以上にポールターにとって意味のあるものとなった。
それは、翌週に開催されるマスターズへの最後の切符。“ゴルフの祭典”への出場権を手にしていなかったポールターは、これによりオーガスタへと向かう権利を掴み取ったのだが、この裏には1つのストーリーがあった。前週のデル・テクノロジーズ・マッチプレーの大会期間中に、マスターズ出場資格となる世界ランキング50位以内に入ることは確実と一部のメディアが報じたが、これは誤りであることが準々決勝のティーオフ前に発覚。実際にはその試合に勝つことが必要だったが、8&6と大敗を喫してしまった。
ポールターは「先週は辛かった。今週も疲れていたし、木曜日には怒りがこみあげていたんだ」と、正直に感情のコントロールが難しかったことを明かした。それでも「耐えて自分の時が来るのを待っていたんだ。そして、今はこういう結果になった。素晴らしいね」と自力で掴んだ出場権に誇りを示した。
ポールターはオーガスタへ格別な思いをもって向かうことだろう。72ホール目のバーディパットに象徴されるようにパッティングの調子については「キャリアの中で一番の状態」と自信を持っており、難しいグリーンを攻略する力は証明済み。最後の1枠からグリーンジャケットを掴む準備はすでにできている。
ドライバー:917D2(9.5度)
フェアウェイ:917F2(16.5度)
ユーティリティ:816H2(21度)
アイアン:716 T-MB(#4)、718 AP2(#5-PW)
ウェッジ:NEW ボーケイ・デザイン SM7(52度、56度、60度)
ポールターが使用する(プロV1x)タイトリスト・ゴルフボールは、今大会においても使用率No.1を獲得した。また、米国女子メジャー初戦の「ANAインスピレーション」でプロV1を使用するパーニラ・リンドベルグ(スウェーデン)が8ホールに及ぶプレーオフを制して、ツアー初勝利。国内女子ツアーの「ヤマハレディースオープン葛城」で優勝したアン・ソンジュ(韓)はプロV1を使用、2打差単独2位となった菊地絵理香はプロV1xを使用しており、タイトリスト・ゴルフボールが1-2フィニッシュを果たした。
(ボール使用数は延べ数です。2018年4月1日時点・ダレルサーベイ社調べ)
初日は出だしからボギーが先行し、1オーバー73で123位タイと大きく出遅れたポールター。2日目はカットラインを目指しての戦いとなったが、前後半で4つずつのバーディを量産。8アンダー「64」のビッグスコアで順位を一気に23位にまで浮上させ、決勝ラウンドに進出する。
週末に入っても勢いの衰えないポールターは、ムービングサタデーもノーボギーの7アンダー「65」と猛チャージ。2ラウンドに渡ってボギーフリーと完ぺきなプレーを見せると、ついにトップタイに並んで最終日を迎える。
3日目にパーオン率が88.89%と高い数字をマークしたショット力を武器に8番までに4つスコアを伸ばした42歳は、9番パー3で約3.5メートルのパーパットを外して50ホールぶりのボギーを喫したが、折り返した11番ですぐさまバーディ。さらに1打ビハインドで迎えた最終18番では2打目をピンそば約6メートルにつけると、これをねじ込んでビュー・ホスラー(米)とのプレーオフへ突入する。
18番で行われたプレーオフは、ホスラーが3打目を池に入れたことにより有利に立ったポールターがしっかりとパーセーブして勝利。米国本土でのトロフィは2010年以来となったが、この1勝はトロフィ以上にポールターにとって意味のあるものとなった。
それは、翌週に開催されるマスターズへの最後の切符。“ゴルフの祭典”への出場権を手にしていなかったポールターは、これによりオーガスタへと向かう権利を掴み取ったのだが、この裏には1つのストーリーがあった。前週のデル・テクノロジーズ・マッチプレーの大会期間中に、マスターズ出場資格となる世界ランキング50位以内に入ることは確実と一部のメディアが報じたが、これは誤りであることが準々決勝のティーオフ前に発覚。実際にはその試合に勝つことが必要だったが、8&6と大敗を喫してしまった。
ポールターは「先週は辛かった。今週も疲れていたし、木曜日には怒りがこみあげていたんだ」と、正直に感情のコントロールが難しかったことを明かした。それでも「耐えて自分の時が来るのを待っていたんだ。そして、今はこういう結果になった。素晴らしいね」と自力で掴んだ出場権に誇りを示した。
ポールターはオーガスタへ格別な思いをもって向かうことだろう。72ホール目のバーディパットに象徴されるようにパッティングの調子については「キャリアの中で一番の状態」と自信を持っており、難しいグリーンを攻略する力は証明済み。最後の1枠からグリーンジャケットを掴む準備はすでにできている。
イアン・ポールターの使用ギア
ボール:プロV1xドライバー:917D2(9.5度)
フェアウェイ:917F2(16.5度)
ユーティリティ:816H2(21度)
アイアン:716 T-MB(#4)、718 AP2(#5-PW)
ウェッジ:NEW ボーケイ・デザイン SM7(52度、56度、60度)
ポールターが使用する(プロV1x)タイトリスト・ゴルフボールは、今大会においても使用率No.1を獲得した。また、米国女子メジャー初戦の「ANAインスピレーション」でプロV1を使用するパーニラ・リンドベルグ(スウェーデン)が8ホールに及ぶプレーオフを制して、ツアー初勝利。国内女子ツアーの「ヤマハレディースオープン葛城」で優勝したアン・ソンジュ(韓)はプロV1を使用、2打差単独2位となった菊地絵理香はプロV1xを使用しており、タイトリスト・ゴルフボールが1-2フィニッシュを果たした。
(ボール使用数は延べ数です。2018年4月1日時点・ダレルサーベイ社調べ)