来季の米チャンピオンズツアー参戦をかけた厳しい戦い、QTファイナル第2ラウンドの競技が現地時間16日、アリゾナ州のTPCスコッツデールで行われ、同ツアー来季のシード権獲得枠5つをかけて78人が激突した。

　この日、単独首位に立ったのは9アンダー62でプレーし通算12アンダーまでスコアを伸ばしたジム・ラトリッジ（カナダ）。2位タイにはゲイリー・ホールバーグ（米）とジェフ・フリーマン（米）の2人が、2打差の通算10アンダーで続いている。

　その熾烈な争いに日本からただ一人参戦している湯原信光は、10番からの4連続バーディを含めて6バーディ（2ボギー）を奪取し4アンダー67でラウンド。通算6アンダーは首位から6打差で、前日の22位タイから13位タイに浮上しシード権獲得へ希望を繋いだ。

　米チャンピオンズツアーは、メジャーなど特別な試合以外は予選落ちがないため出場選手枠が少なく、前年度の賞金ランキング30位以内とQT上位5人だけしかシード権を得られない。その中で54歳の湯原は、高いレベルでの戦いを夢見て挑戦を続けている。