松山暫定23位タイ 石川予選落ち確定 ベ・サンムンが暫定トップ
2014年2月15日(土)午後1:35
松山英樹は後半崩れながらも順位を上げたが、石川遼は2試合連続予選落ちが確定した。
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープンは現地時間14日、カリフォルニア州のリビエラCCを舞台に日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、再び日没が近づき2日連続順延となった。
そんな中、第1ラウンドを暫定35位タイでクリアした松山は、第2ラウンドの出だし6ホールで4バーディを奪う猛攻でリーダーボードを駆け上がり、一時通算5アンダーまでスコアを伸ばしてトップ10圏内に浮上した。しかし、初日もボギーを叩いた12番パー4をボギーとしてつまずいた後、15番パー4でもパーセーブに失敗すると、最終18番もパーで締めくくることが出来ずに5バーディ、3ボギーの2アンダー69でホールアウト。通算3アンダー暫定23位タイにとどまった。
11番までは完璧なゴルフだった。だが、その後ショットとパットが噛み合ずにズルズルと後退し、上位戦線浮上ならず。しかし、まだトップとは6打差。残り2日、巻き返しは十分可能なポジションだ。
そしてこの日暫定ながら単独トップに立ったのが、2011年の日本ツアー賞金王べ・サンムン(韓)だ。2位タイからスタートした第2ラウンドをノーボギーの5アンダー66で回り、通算9アンダー暫定単独首位に浮上。1打差の暫定2位タイに11年大会覇者のアーロン・バデリー(豪)とロバート・ギャリガス(米)が並び、通算7アンダー暫定単独4位にチャーリー・ベルジャン(米)が続いている。第1ラウンドのトーナメントリーダー、ダスティン・ジョンソン(米)は通算6アンダー暫定5位タイに後退した。
昨季大会でも、ベは予選ラウンドを首位タイで突破したが、3日目に『76』を叩いて8位タイで終戦。「去年の経験からとても多くのことを学んだ。あそこが成長のきっかけになった」と、その後HPバイロン・ネルソン選手権で記念すべきツアー初優勝を飾っている。昨季ムービングデーに崩れた教訓を生かし、ベが目指すのはもちろん待望のツアー通算2勝目だ。
一方、初日4オーバー75と崩れ119位タイに沈んだ石川遼は、巻き返しを誓ったこの日もグリーン上が今ひとつ。3つバーディを奪ったが、ボギーも3つ叩いてイーブンパー71止まりだった。通算4オーバーは推定カットラインの通算1オーバーに遠く及ばず、予選落ちが確定している。
尚、ここ30試合連続予選突破を続けてきたマット・クーチャー(米)が、12年の全米プロゴルフ選手権以来の予選落ち(通算7オーバー暫定133位タイ)で姿を消すことが決定した。