フレッド・カプルス（米）が、今季メジャー最終戦で米チャンピオンズツアー通算5勝目に王手をかけた。

　同ツアーのコンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権（ニューヨーク州、ウェストチェスターCC）は現地時間20日、第3ラウンドの競技を行い、前日単独トップに浮上したカプルスが3バーディ、ノーボギーの3アンダー68をマーク。通算11アンダーとし2位に並ぶジョン・クック（米）とピーター・シニア（豪）に1打差をつけて首位の座をキープした。

　今季カプルスは11月にオーストラリアで行われる米国選抜VS世界選抜のチーム対抗戦、ザ・プレジデンツカップ（現地時間11月17?20日／豪州、ロイヤル・メルボルンGC）の米国チーム主将の重責を担っていることもあり、同ツアー出場は4試合のみ。3月の東芝クラシックでトップ5入りしているものの優勝はなく、そろそろ勝利の美酒が恋しい頃。春先にはレギュラツアーのノーザン・トラスト・オープンで7位タイ、マスターズで15位タイに入り健在ぶりをアピールした51歳は「ショットの調子は良い。やっぱり優勝争いは良いものだね」と今季初Vに意欲。あとはパットさえ噛み合えば勝機を見い出せるはずだ。

　一方、前日57位タイに低迷していた尾崎直道がムービングデーに猛チャージ。アイアンのキレが良く、3連続を含む6バーディを量産しこの日のベストスコア6アンダー65と爆発。通算1アンダーまでスコアを戻してケニ・ペリー（米）、ニック・プライス（ジンバブエ）らと並ぶ27位タイへリーダーボードを駆け上がった。

　メジャー最終戦の最終日に尾崎がどんなゴルフを見せてくれるのか？　このまま勢いに乗って一気に上位を目指してもらいたい。