現地時間15日開幕の米チャンピオンズツアー、ACEグループ・クラシック（フロリダ州ネイプルズ、クエイル・ウエスト）で今季3戦目に臨む尾崎直道の表情が明るい。先週のアリアンツ選手権では、3日間、1ラウンド平均26.7パットで出場選手中No.1と、グリーン上で冴えを見せたからだ。

　元々、グリーン上で悩み始めると重症に陥り落ち込むことの多い選手だが、昨年は1年間の平均パット数28.1でツアートップと、すっかりパッティングが武器になってきている。

　その本領を発揮したのが先週の大会だが、初優勝を視野に入れているだけにすぐに表情を引き締める。メジャーで何度も優勝争いをしながら、結局勝てずに終わった昨年の経験は無駄ではないはず。今年こそキッチリと結果を出したい。その思いを胸に大会に挑む。

　前週優勝のスコット・ホーク（米）にローレン・ロバーツ（米）、ヘイル・アーウィン（米）ら実力者が顔を揃え、リー・トレビノ（米）、ゲイリー・プレーヤー（南ア）の大御所も登場する。