ビッグネームがタイで激突!! 石川、小林、川村らも出場
2013年12月11日(水)午前11:02
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史上初の欧米同時年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を始めとするビッグネームたちが微笑みの国で戦いを繰り広げる。
残り2試合と大詰めを迎えたアジアンツアーのタイゴルフ選手権が現地時間12日、タイ・バンコク郊外のアマタスプリングCCで開幕。世界ランキングNo.3のステンソンの他に、ジャスティン・ローズ(英)、チャール・シュワーツェル(南ア)、ブッバ・ワトソン(米)、ジョン・デイリー(米)のメジャー王者たちや、ハンター・メイハン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、リッキー・ファウラー(米)らも顔を揃える。
アジア勢にとっては言うまでもなくシーズン終盤の大切な1戦だ。現在賞金ランキング1位のキラデク・アフィバーンラト(タイ)は世界ランクでは61位。年内最後のランキングで50位以内に入れればマスターズを始めとする世界の大きなイベントのほとんどに出場可能となる。ビッグネームが数多く出場している今大会はその分加算されるポイントも多いだけにビッグチャンスだ。今季は優勝こそ1度しかないが、トップ5(タイを含む)入りが6回と安定した成績を続けており自信は満々。「今週はとても大切。トップ50に入るチャンスがあるからね。このフィールドで優勝するのは大変だけど、11ランクアップするチャンスでもある。今年は良い1年だったから今週も楽しみたい。それでトップ50に入ってアメリカの試合のいくつかに出られるように頑張るよ」と白い歯を見せた。
日本勢は、石川遼を筆頭に、日本オープン覇者小林正則、パナソニックオープンを制した川村昌弘、アジアでの経験豊富な平塚哲二、片岡大育、河野祐輝、塚田好宣が参戦。中でも2013年主戦場としていた米男子ツアーで苦闘を重ね、国内男子ツアーでも未勝利に終わった石川は、何とか良い形でシーズンを終えようと意気込んでいる。初日から世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ2勝のメイハン、地元実力者のプラヤド・マークセンと一緒にプレーするため、刺激を結果につなげたいところだ。また、欧州ツアーでの屈辱を糧にナショナルオープンを勝った小林は、今度は国内で得た自信をアジアで生かすべく燃えている。