地元の実力者が順当に上位を賑わしたが、7名出場している日本勢はスタートダッシュならなかった。

　豪州ツアーのMFSオーストラリアン・オープン選手権（豪州、オーストラリアンGC）が現地時間の13日開幕。強風の中7アンダー65と爆発したリー・ウィリアムソン（米）が単独トップに立った。2打差の2位タイにロバート・アレンビー（豪）、アンドリュー・ボノム（豪）、キム・フェルトン（豪）の地元勢が続き、全米オープンチャンピオンのジェフ・オギルビー（豪）が4アンダー68、5位タイの好発進を切った。

　また今大会一番人気のアーロン・バデリー（豪）は2アンダー70で回り、15位タイからのスタート。ちなみに首位のウィリアムソンは普段、米ツアーの下部組織ネイションワイドツアーを主戦場にしており、この日は9番パー4でトリプルボギーを叩いたにも関わらず、10個のバーディを量産しトーナメントをリードした。

「コース自体タフだし、風が吹いてさらに難易度が高かった」と2位タイの実力者アレンビーがため息をついた難コンディションの中、日本勢は1アンダー71をマークした岩田寛が25位タイにつけたのが最高。谷口拓也と竹本直哉はイーブンパー72で50位タイ、高橋竜彦と白佳和は1オーバー73、71位タイ。武藤俊憲は2オーバー74を叩いて93位タイ、4オーバー76と崩れた市原建彦は119位タイと大きく出遅れた。