9/28に開幕する2年に1度の米国選抜対世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。出場選手は、既に9/4付のポイントランキングと9/6のキャプテンピックによって各12名の選手が決定しているが、開幕を目前に控え、出場選手の顔ぶれを改めて見ておこう。
 

エース・松山英樹を軸に常連組が名を連ねる世界選抜

　雪辱に燃える世界選抜は、３大会連続でニック・プライスがキャプテンに就任。世界ランク最上位の松山英樹は、ポイントゲッターとしての活躍が期待される。そこに、ジェイソン・デイ、アダム・スコット、マーク・リーシュマンのオーストラリア勢と、シャール・シュワーツェル、ルイ・ウースヘイゼン、ブランデン・グレイスの南アフリカ勢の実力派が揃い、初出場となるジョナサン・ベガス（ベネズエラ）、アダム・ハドウィン（カナダ）、キム・シウ（韓国）、エミリアーノ・グリージョ（アルゼンチン）をサポート出来るだろう。サプライズはアニルバン・ラヒリ（インド）のキャプテンピック。初出場が期待された谷原秀人よりも、前回の出場経験を選んだプライスが結果を出せるかどうか注目だ。

■世界選抜
松山英樹（日本）（25）3回目
ジェイソン・デイ（オーストラリア）（29）4回目
ルイ・ウーストヘイゼン（南アフリカ）（34）3回目
アダム・スコット（オーストラリア）（37）8回目
シャール・シュワーツェル（南アフリカ）（33）4回目
マーク・リーシュマン（オーストラリア）（33）3回目
ジョナサン・ベガス（ベネズエラ）（33）初出場
ブランデン・グレイス（南アフリカ）（29）3回目
アダム・ハドウィン（カナダ）（29）初出場
キム・シウ（韓国）（21）初出場
エミリアーノ・グリージョ（アルゼンチン）（25）初出場
アニルバン・ラヒリ（インド）（30）2回目
 

スピース世代が台頭する米国選抜

　今年の全英オープンを制したジョーダン・スピースを筆頭に、FedExCup年間王者に輝いたジャスティン・トーマスやダニエル・バーガーなど若い世代が台頭している印象の米国選抜。初出場は6名とフレッシュな顔ぶれの中に、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンや、12回目の出場となるベテランのフィル・ミケルソンがチームをまとめる。スティーブ・ストリッカーのキャプテンシーに加えて、副キャプテンのタイガー・ウッズの存在感も無視できないだろう。

■米国選抜
ダスティン・ジョンソン（33）3回目
ジョーダン・スピース（24）3回目
ダニエル・バーガー（24）初出場
ジャスティン・トーマス（24）初出場
リッキー・ファウラー（28）2回目
ブルックス・ケプカ（27）初出場
マット・クーチャー（39）4回目
ケビン・キスナー（33）初出場
ケビン・チャペル（31）初出場
パトリック・リード（27）2回目
フィル・ミケルソン★（47）12回目
チャーリー・ホフマン★（40）初出場

　これまでの戦績は米国選抜が9勝1敗1分と圧倒しているが、前回大会の2015年はわずか1ポイント差の僅差での決着だった。今年はアメリカ・ニュージャージー州のリバティナショナルGCという米国選抜のホームで、松山英樹ら世界選抜がどんな戦いをみせてくれるのか注目だ。

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