米女子ツアーのキャンビア・ポートランド・クラシックが現地時間3日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。宮里藍がスコアを伸ばし、5位タイに順位を上げた一方、ステイシー・ルイス（米）が3年ぶりの優勝を飾っている。

　前日13位タイに順位を下げた宮里はこの日、1番からバーディを奪う好スタートを切る。その後も4番から4連続バーディをマークするなど順調にスコアを伸ばし、前半を折り返す。後半も12番でバーディとするなど、トータル6アンダー、1ボギーの5アンダー67でホールアウト。通算13アンダーまでスコアを伸ばした同選手は、今季初のトップ10入りとなっている。

　8位タイからスタートした畑岡奈紗は、4バーディ、3ボギーと1つスコアを伸ばし、通算10アンダー15位タイと自己最高位を更新。また、横峯さくらもノーボギーの「67」と完璧なゴルフを展開し、前日の47位から通算9アンダー21位タイに順位を上げた。一方、上原彩子は2つスコアを落とし、通算2アンダー55位タイとなっている。

　優勝は通算20アンダーまでスコアを伸ばしたルイス。今大会の賞金全額をハリケーンの被害を受けるテキサス州に寄付すると公言していた同選手が、2014年以来となるツアー12勝目を手にしている。

　1打差の単独2位にチョン・インジ（韓）、6打差の3位タイにブリタニー・アロトモーラ（米）、モリヤ・ジュタヌガーン（タイ）。通算13アンダー5位タイに宮里、シェラ・チョイ（韓）、イ・ミリム（韓）、ゲリナ・ピラー（米）となっている。