15日、国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントが宮崎県のフェニックスCCを舞台に開幕。主催者推薦で出場した石川遼（杉並学院高校1年）は2オーバー72の59位タイ発進を切った。トーナメントをリードしているのは、5アンダー65をマークした武藤俊憲、イアン・ポールター（英）、金庚泰（韓）の3人。

　前週の三井住友VISA太平洋マスターズに続く予選通過を狙う石川は、この日10番から出た。前半は2つのボギーを叩く苦しい展開。後半も4番をボギーとしたが、9番で第1ラウンド初のバーディを奪った。1バーディ、3ボギーの2オーバー72の59位タイでホールアウト。世界で活躍するプレーヤーが訪れた今大会で、石川がまずは決勝進出なるか第2ラウンドのプレーに注目が集まる。

　06年のマンシングウェアオープンKSBカップ以来となるツアー2勝目を狙う武藤が、最高のスタートを見せた。7番までにスコアを1つ伸ばすと、8、9番連続バーディで前半を締めた。後半も2つのバーディを奪取し、初日はノーボギーの安定したゴルフで、5アンダー65でフィニッシュ。石川がそのファッションスタイルに憧れるポールター、昨年の日本アマ優勝者である金と並び、首位タイに立った。

　現在国内男子ツアーで賞金ランク2位の片山晋呉が、トップタイと2打差の6位タイで続いた。同ランク1位の谷口徹はヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、丸山茂樹らと同じ1アンダー69の22位タイ。ディフェンディング・チャンピオンで今年の全英オープン覇者のパドレイ・ハリントン（アイルランド）は、結婚を発表したばかりの宮里優作ほかとともに、2アンダー68の10位タイにつけている。