日本ゴルフ界の将来を背負って立つ16歳の石川遼（杉並学院高校1年）が、ビッグネーム相手の戦いに挑む。

　8日開幕の国内男子ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ（静岡・太平洋C御殿場C）に参戦する石川は、国内屈指の高速グリーンで、昨年の全米オープン王者、ジェフ・オギルビー（豪）、世界ランキング6位のアダム・スコット（豪）らと同じ舞台に立つ。

　ここのところ日本オープン、ブリヂストンオープンと出場した2試合連続で予選落ちした石川だが、来年早々に全英オープンの予選に出場することを決めて心機一転。さらにサッカー元日本代表で、世界最高の舞台を経験した中田英寿氏との会食などで、より高いレベルを意識しモチベーションを高めている。

　予選ラウンドでは、宮本勝昌、宮里家の次兄・優作と同じ組でプレー。さらに、ディフェンディング・チャンピオンであり、日本オープン予選ラウンドを共に戦った中嶋常幸の存在も意識しながら、予選通過、さらには上位進出を狙っている。