祖国の苦難を案じつつ5戦連続予落からの優勝 RBCカナディアンOP ジョナサン・ベガスの4日間
2017年8月1日(火)午後6:40
米男子ツアーのRBCカナディアンオープン(カナダ・グレンアビーGC)は、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)がプレーオフの末に大会連覇を果たした。
昨季大会でダスティン・ジョンソン(米)、ジョン・ラーム(スペイン)ら強敵を抑えて5年ぶりとなる優勝を飾ったベガス。今年もジョンソンや、全英オープンで活躍したマット・クーチャー(米)といったトッププレーヤーがフィールド入りするなかで、初日をトップの1打差の6位タイにつける。
伸ばし合いの様相を呈してきた2日目は2つのボギーが響くなど、3アンダー69で回り10位タイに順位を落としたが、週末に入り再びチャージ。ムービングサタデーはボギーを6番の1つに抑えた一方で、バーディを6つ奪って5アンダー「67」でホールアウト。最終日を前にトップと3打差の5位タイに浮上する。
そして最終日は前半からバーディラッシュ。1アンダーで迎えた5番から3連続バーディを奪うなど5アンダーでハーフターンすると、後半も11番、13番でスコアを伸ばす。15番でこの日唯一のボギーを喫したが、続く16番ですぐさまバーディを取り返すと、チャーリー・ホフマン(米)と通算21アンダーで並んでホールアウト。勝負の行方はプレーオフへと持ち込まれると、1ホール目でベガスがバーディを奪って決着した。
カナダの地でタイトル防衛を果たした32歳は「特別な日だった」と、この日のプレーを振り返り「再び勝つには良いラウンドをしないといけないことは分かっていた。自分のプレーに良い感覚を持っていたから積極的に攻めることができたよ」と笑顔を見せた。
しかし、べネズエラでは新憲法を巡って政権に対する抗議活動を行う人たちと治安部隊が衝突するなど混乱を極めている。ベガスは「そのことは常に心の中にある。家族もいるし、私が生まれた国でもある。とても心を痛めているよ。自分の家族や友人が苦しみは公平なものではない」と心中を語っている。
ジョナサン・ベガスが使用している(NEW プロV1)タイトリスト・ゴルフボールは、今大会においても使用率No.1を獲得。また、欧州男子ツアー「ポルシェ ヨーロピアン オープン」で、ジョーダン・スミス(NEW プロV1使用)がプレーオフを制し初勝利を挙げたほか、米国シニアメジャー「全英シニアオー プン選手権」では、ベルンハルト・ランガー (プロV1使用)が史上最多となる米国シニアメジャー通算10勝目を挙げる歴史的快挙を達成している。
(ボール使用数は延べ数です。2017年7月30日時点・ダレルサーベイ社調べ)
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