ワイヤー・トゥ・ワイヤーの完全優勝 全英オープン ジョーダン・スピースの4日間を振り返る
2017年7月25日(火)午後0:50
今季メジャー第3戦 全英オープンゴルフ選手権(7月20日~23日/イングランド・ロイヤルバークデールGC)で、ジョーダン・スピース(米)が通算12アンダーをマークし、メジャー通算3勝目を手にした。
初日からノーボギーの5アンダー「65」で首位タイに立つ最高のスタートを切ったスピースは、ラウンド途中から強い雨が降る難しいコンディションとなった2日目も持ち前のショートゲームとパッティングで抜群の安定感を披露。多くの選手がスコアを落とすなかで、15番パー5でイーグルを奪うなど1アンダー「69」で回り、単独首位に立つ。
2日目とは一転して快晴に恵まれてスコアの伸ばし合いとなったムービングサタデーでは、全く危なげないプレーぶりで初日に続いてノーボギーの「65」をマーク。2位のマット・クーチャー(米)に3打差をつけて、メジャータイトルに大きく近づいた。
2015年のマスターズ、全米オープンに続く3つ目のメジャータイトル獲得は、キャリアグランドスラムに王手をかけたことも意味する。8月10日に開幕する全米プロゴルフ選手権(ノースカロライナ州クエイルホロークラブ)で史上6人目となる偉業に挑戦する23歳は「多くの注目を集めるだろうから、良い面も悪い面もある」と話しながら「この状況を楽しみたい。2015年を思い返せば、とても楽しむことができていた」と気負うつもりは全くないようだ。
一昨年はメジャー2勝を含む米ツアー5勝を挙げる鮮烈なブレイクを果たし、ゴルフ界に衝撃を与えたが、昨年はマスターズでまさかの逆転負けを喫するなど、本来の力を発揮できずに悔しさも経験した。完全復活を印象付ける1勝を手にしたスピースが、今後のゴルフ界を支配する活躍を見せるのか注目だ。
ジョーダン・スピースが使用している(NEW プロV1x)タイトリスト・ゴルフボールは、全英オープンにおいても使用率No.1を獲得。また、国内女子ツアー「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」で、穴井詩(NEW プロV1使用)が通算11アンダーでツアー通算2勝目を挙げたほか、米国女子ツアー「マラソンクラシック by オーウェンスコーニングand O-I」では、キム・インキョン(NEW プロV1x使用)が、8バーディ、ノーボギーの「63」を叩き出し逆転優勝。6月の「ショップライトLPGAクラシックby Acer」に続く今季2勝目、ツアー通算6勝目を手にした。
(ボール使用数は延べ数です。2017年7月23日時点・ダレルサーベイ社調べ)
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