メジャー制覇を狙う松山英樹、首位と6打差にも「まだまだチャンスはある」
2017年7月22日(土)午後0:49
全英オープンらしい悪天候となった2日目。初日首位と3打差の12位と好スタートをきった松山英樹は4バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「72」とスコアを落としたが、通算イーブンパーの10位タイで決勝ラウンドに臨む。
【松山英樹 2日目ホールバイホール】
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2日目は現地時間の15時10分にスタートした松山。難関1番ホールは強いフォローの風の中、セカンドショットがグリーンをオーバーしたがパターで上手く寄せてパー発進。
続く2番ホールから激しい雨が降りだすがパーセーブを続ける。不運だったのは難関6番ホール。2日目は2番目に難しいホールとなった6番ホールで横殴りの雨が降る中、ティーショットでフェアウェイキープ。
ところが、前の組のトーマスがトラブルに。10分くらい待ってようやく打ったセカンドショットはグリーン奥のブッシュへ。このホールをボギーとする。
それでも悪い流れにしないのが松山の強さ。7番パー3ではピンそば1mにつけるスーパーショットでバーディを奪う。続く8番パー4でもティーショット、セカンドと完璧なショットで連続バーディ。この時点でトップと1打差まで追い上げる。
ホールアウト後に「今日はとてもタフなコンディションだった」と振り返ったように、バック9に入って強風と雨で再び天候が悪化し始めると苦戦を強いられる。10番、11番、13番でボギー。14番と16番でバーディを奪って流れを引き戻すが、チャンスホールである15番パー5でバーディを奪えず、さらに17番パー5ではセカンドのミスにより痛恨のダブルボギー。
悔しさも残るラウンドにはなったが3日目に向けて「今日(2日目)より良いスコアで回りたい。天気は日によって変わると思うので、まだまだチャンスはある」と決勝ラウンド36ホールでの巻き返しを狙う。
ゴルフネットワークでメイン解説を務める内藤雄士がキーホールに挙げた出だしの4ホールは2日間トータルでイーブンパーと良いスタートを切っているが、一方でバーディ必須の15番と17番パー5の2ホールでは1バーディ、2パー、1ダブルボギーとスコアを伸ばせていないだけに決勝ラウンドでは必ずバーディを取りたいところだ。解説の内藤も「優勝争いする上では15番以降のスコアが大事になってくる」と注目。
3日目は現地14時35分(日本時間22時35分)にスタート予定。メジャー制覇へ松山英樹の18ホールは見逃せない。
(写真:Getty Images)
全英オープン
<テレビ放送予定>
1日目:7月20日(木)午後2:30~深夜4:00
2日目:7月21日(金)午後2:30~深夜4:00
3日目:7月22日(土)午後5:00~深夜4:00 ※最大延長午前 6:00
4日目:7月23日(日)午後4:00~深夜3:00 ※最大延長午前 7:00
<出演>
解説:佐藤信人(プロゴルファー・JGTO理事)、内藤雄士(ツアープロコーチ)
実況:薬師寺広・土居壮
ゲスト解説:矢野東プロ(2日目)、久保谷健一プロ(3日目)、塚田好宣プロ(4日目)