国内女子ツアーの樋口久子IDC大塚家具レディス（埼玉・武蔵丘GC）は27日、第2ラウンドの競技を行った。前日2位タイと好発進を切った古閑美保が2アンダー70で回り、通算5アンダーで首位浮上。2打差の2位タイで全美貞、イ・ジヒョン、丁允珠の韓国勢が追っている。

　04年に優勝した相性の良い今大会で、古閑が2週連続Vに王手かけた。この日は1番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切る。前半でさらに3バーディ（1ボギー）を奪取しハーフターンすると、後半はスコアカード通りのプレーを続けて行く。14番でボギーを叩きスコアを1つ落とすものの、前半の貯金を生かし4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウト。通算5アンダーでトーナメントをリードし、「（明日は）自分のプレーに徹して（スコアを）伸ばすことだけを考えます」と通算7勝目に向け、抱負を語った。

　また今季2勝を飾っている飯島茜は、悪天候で他の選手がスコアメイクに苦しむ中、3バーディ、2ボギーの1アンダー71をマーク。粘りのゴルフで通算2アンダー5位タイと優勝圏内へ順位を上げた。トップとは3打差と逆転のチャンスは十分あるだけに、最終ラウンドのプレーに注目したい。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子は、1バーディ、1ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、服部道子、北田瑠衣らと共に通算2オーバー16位タイで決勝ラウンドに進んでいる。