日本人メジャー制覇への挑戦。
2017年7月17日(月)午前11:25
世界で最も歴史と権威のあるメジャー大会「全英オープンゴルフ選手権」。第146回目の今年はイングランドの海岸沿いサウスポートにある「ロイヤルバークデールゴルフクラブ」で開催される。2008年以来、10度目の開催で全英オープン屈指の難コースとしても知られる。
2000年以降で優勝スコアがもっとも「悪い」ロイヤルバークデールGC
前回の2008年大会の優勝スコアは3オーバーと2000年以降で最もスコアが悪い。開催コースの「ロイヤルバークデールゴルフクラブ」について、メジャー制覇の期待がかかる松山英樹は「ブラインドのホールが多くて落とし場所が見えないと聞いている。ランディングエリアが見えないのはショットを打つ時に怖いもの。どれだけコースをイメージできるかが大事。打っていく度胸が必要」と話す。
全英オープンは米国で開催される他のメジャーと異なり、一日に四季があると言われるほど目まぐるしく変わる天候とリンクスコースに吹き荒れる風に選手は奔走される。松山は「下が硬くて跳ねるからバウンスを少し薄くするくらいは良いけど、基本的には通常のクラブセッティングで普段通りのプレーを心がける。いつもは転がしのアプローチをしないのに全英だからといってやるのは自分には向いていない」と言う。初出場となった2013年には最終日の猛チャージで6位に入った実績もある松山。5年連続5度目の出場となる今回、ゴルフの原点と言われる全英の地で今年はどのようなプレーを見せてくれるか。
全英オープンは日本人選手と相性のよいメジャー
全英オープンは他の3つのメジャー大会に比べて、日本人選手が活躍している大会でもある。これまでの日本人の全英オープン最高位は1982年の倉本昌弘が記録した4位。日本人選手がもっとも「全英オープン」制覇に近づいたのは2002年の丸山茂樹だ。初のメジャー制覇に向けてトップと3打差の3位タイで最終日を迎えた丸山は一時トップに立ち、最終的にはトップとわずか一打差の5位で終えた。(※アーニー・エルスが4人のプレーオフを制して優勝)今年は日本から松山英樹、谷原秀人、池田勇太、宮里優作の4名が参戦。谷原は2006年に5位、松山英樹は2013年に6位と好成績を残している。
【日本人選手 全英オープン成績】
1982年 倉本昌弘 4位
2002年 丸山茂樹 5位
2006年 谷原秀人 5位
2013年 松山英樹 6位
1978年 青木功 7位
1979年 青木功 7位
1988年 青木功 7位
全英オープン
<テレビ放送予定>
■1日目
2017年7月20日(木)午後2:30~深夜4:00
■2日目
2017年7月21日(金)午後2:30~深夜4:00
■3日目
2017年7月22日(土)午後5:00~深夜4:00 ※最大延長午前 6:00
■4日目
2017年7月23日(日)午後4:00~深夜3:00 ※最大延長午前 7:00
<出演>
解説:佐藤信人(プロゴルファー・JGTO理事)、内藤雄士(ツアープロコーチ)
実況:薬師寺広・土居壮
ゲスト解説:矢野東プロ(2日目)、久保谷健一プロ(3日目)、塚田好宣プロ(4日目)
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