国内男子ツアーの今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップが1日に開幕。東京都の東京よみうりカントリークラブに今季のツアー優勝者や賞金ランキング上位20名といったトッププレーヤー30人が集結し、今シーズンのフィナーレを迎える。

　賞金王争いは最終戦まで持ち越し、現在賞金ランキング1位の池田勇太と同2位の谷原秀人の賞金差は約3,076万円。谷原が賞金王になる条件は賞金4,000万円が獲得できる優勝のみで、なおかつ池田が2位タイ（4人以上）もしくは3位タイ以下でなければならない。また、世界ランク56位の谷原はマスターズ出場の条件の一つ、年末時点（12月27日）のランク50位以内に飛び込む可能性もあるため、今大会に懸ける気持ちは誰よりも強い。是が非でも今季4勝目を飾りたいところだ。

　また、今大会にはディフェンディング・チャンピオンの石川遼も出場。昨季大会は3日目に「63」をマークするなどの猛チャージで、後続と5打差の圧勝で有終の美を飾った。2012年大会の藤田寛之以来となる連覇を狙う。

　今大会にはそのほか、時松隆光、塚田陽亮、小池一平ら7人が初出場となるフレッシュな顔ぶれが揃う中、ツアー通算30勝の片山晋呉、宮里優作、宮本勝昌といったベテラン勢も参戦。伝統ある大会のトロフィと名誉をかけた戦いにエリートたちが「王者たちの頂点」を目指ししのぎを削る。