ついに全米OP開幕 超難関コースを制するのは?
2017年6月14日(水)午前11:01
米男子ツアーの今季メジャー第2戦、第117回全米オープン選手権が現地時間15日、ウィスコンシン州のエリンヒルズを舞台に開幕する。
昨季はペンシルベニア州のオークモントCCで開催され、ダスティン・ジョンソン(米)が通算4アンダーで優勝を飾った。しかし、最終日のホールアウト後に1打罰を受けるという異例の事態が起こった。
問題は5番(パー4)で、パーパットを打つ直前にボールが動いたことに気付き、競技委員に確認。ジョンソン自身が故意にボールを動かしたのではないと判断され無罰となった。しかし、映像を見ていた他の競技委員らが、ボールが動いた原因は同選手にあるのではと疑問を唱え再協議し、ペナルティを受ける可能性があることを12番で伝えた。結局、1打罰が課されたが3打のリードがあったため、悲願のメジャー初優勝を果たした。
ウィスコンシン州そしてエリンヒルズで全米オープン選手権が開催されるのは今回が初めてだが、2011年に全米アマチュア選手権の舞台となっている。広さは約650エーカー(米国の一般的なコースの約3~4倍)、コースセッティングはパー72の7,741ヤード(ティーグランドを変更すれば、8,348ヤードまで延長可能)で行われる。ちなみに、パー72のコースで開催されるのは1992年大会のペブルビーチGL(カルフォニア州)以来のこととなる。
出場する主な選手は、日本から松山英樹、谷原秀人、池田勇太、小平智、宮里優作、今平周吾。大会連覇がかかるジョンソン、今季メジャー2勝目を目指すセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ケガから復帰したローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジェイソン・デイ(豪)、ジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)らそうそうたる選手がフィールドに集結。全米オープン選手権史上最もタフなセッティングと言われている超難関コースでしのぎを削る。
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(写真:Getty Images)
全米オープンゴルフ選手権
1日目 6/15(木) 午後11:00~翌午前10:00
★1日目は「ゴルフネットワークプラス」で午後9時30分より配信
2日目 6/16(金) 午後11:00~翌午前10:00
3日目 6/17(土) 午後11:00~翌午前9:00
最終日 6/18(日) 午後11:00~翌午前9:30
【解説】佐藤信人プロ、ツアープロコーチ内藤雄士
【現地ラウンド解説】プロキャディ杉澤伸章
※1日目~3日目は最大延長午前11:00まで、最終日は午前11:30まで