ここのところ毎週のように優勝争いを演じているスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が、場所をアジアに移しても、首位タイの好スタートを切った。

　韓国のマウナ・オーシャンG＆リゾートを舞台に現地時間19日に開幕した、米女子ツアーのハナ・バンク-コロン選手権。第1ラウンドは強風が吹く難コンディションに各選手、スコアメイクに苦しんだが、そんな中7つのバーディを量産したピーターセンが3アンダー69をマーク。地元のミーナ・リー（韓）とともに首位の座を分け合った。

　8番でダブルボギーを叩くなど前半を2オーバーで折り返したピーターセン。しかしそこから持ち前の爆発力を発揮し、大量バーディを奪って後半5アンダーの猛攻。終わってみれば3週連続で優勝戦線の主役に躍り出ていた。「風が巻いていたからクラブ選択が難しかった。でも2オン可能なパー5が何ホールかあるので、そこでスコアを稼ごうと思った」と本人。先々週はロレックスランク（女子世界ランク）1位のロレーナ・オチョア（メキシコ）をプレーオフで撃破し今季3勝目を挙げたが、先週は首位タイでスタートしながら最終日崩れて2週連続Vを逃している。今や押しも押されぬトッププレーヤーに成長したピーターセンが、自滅した先週の失敗を糧に今季4勝目を狙っている。

　その他2打差の3位タイにジョン・ジャン、キム・ジョミ、文賢喜ら地元韓国勢がずらりと並び、イーブンパー72の7位タイにオチョア、朴セリ（韓）ら実力者が続いている。ちなみに昨季大会覇者、ハン・ジンジョ（韓）は9オーバー81を叩き、66位タイと大きく出遅れた。